中央区の通りを歩く 第17回清洲橋通り(前編)

第17回では、中央区内を通る清洲橋通りについて、通り沿いの日本橋馬喰町、日本橋横山町、東日本橋、日本橋久松町界隈などをご紹介します。

清洲橋通りは、東京都台東区にある入谷交差点から、千代田区東神田へと南下し、続けて中央区を通り抜けて東進、荒川手前の江東区東砂へ至る通りです。中央区内は、日本橋馬喰町1丁目から南東に向かって走り、日本橋横山町、東日本橋、日本橋久松町、日本橋浜町、日本橋中洲を通り、隅田川に架かる清洲橋を渡って江東区清澄へと至ります。


清洲橋の橋上から見た日本橋中洲のマンション群(写真左)と
江東区清澄の倉庫群(写真右)

通りの名前は清洲橋に由来しており、同橋の名前は橋の両岸にある江東区清澄の「清」と日本橋中洲の「洲」から名付けられました。


1 本日本橋馬喰町界隈

中央区内の清洲橋通りのスタート地点は千代田区東神田一丁目との区界。歩き始めてすぐに江戸通りと交差する馬喰町交差点に到着します。清洲橋通りは千代田区内の靖国通りとの交差点から、新大橋通りと交差する日本橋浜町中ノ橋交差点まで、都内でもとても珍しい5車線の一方通行道路です。


清洲橋通りと江戸通りが交差する馬喰町交差点


写真より奥は千代田区東神田

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開店間もない静かな横山町馬喰町 新道通り

2 日本橋横山町界隈

清洲橋通りは、日本橋横山町で横山町馬喰町新道通り、横山町大通りなどと交差します。

第12回の江戸通り後編でも訪れた同町、取材時は午前中の早い時間帯で、店頭へ商品を陳列したり、搬入されたばかりの商品を店内へ運んだりと、開店間もない問屋街の様子を見ることができました。


横山町問屋街


店頭にはディスプレイ用の
桜の飾りも陳列

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東日本橋三丁目中央通り

3 東日本橋三丁目界隈

清洲橋通りと東日本橋三丁目中央通りとの交差点を右折して直進すると、通りの名前は織物中央通りとなり、人形町通りへ出ます。また、左折すると都営浅草線の東日本橋駅前に出ます。周辺は日本橋横山町からの流れが続き、織物、反物など繊維系の企業のビルが続きます。


都営浅草線の東日本橋駅と
都営新宿線の馬喰横山駅の出入口


東日本橋には古い民家や
店舗が残る一角もあります

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4 清杉通りとの合流地点

清洲橋通りはこの合流地点の直前で一旦狭まり、清杉通りと合流後、再び5車線の一方通行道路になります。平日は非常に交通量の多い清洲橋通りですが、清杉通りとの合流でさらに車の数が多くなります。


日本橋久松町の陸橋から清杉通りとの合流地点を臨む。
左が清洲橋通り、右が合流してくる清杉通り


同じく陸橋から日本橋浜町方面を臨む

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5 日本橋久松町界隈

日本橋久松町は、日本橋横山町などと同じく丁目のない小さい町です。しかし、同町には警察署や公園、幼稚園、小学校、区民館、休日応急診療所など、地域の暮らしに欠かせない公共施設が多数あります。


左が久松小学校、右が久松町区民館


久松警察署前

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おもしろ発見 その1【日本橋七福神・寿老人に出会う】

久松警察署の向かい、日本橋浜町二丁目の一角に笠間稲荷神社があります。ここには日本橋七福神の一つ、寿老人が祀られています。


笠間稲荷神社

寿老人は長寿を授ける神様。笠間稲荷神社は江戸時代に、現在の茨城県笠間市にある本社から分祀された神社で、出世稲荷として参拝する人も多いとのこと。実際、取材中に、運転手付きの車から企業の重役とおぼしき男性が降りてきて、参拝していました。

この神社には「常陸七福神おみくじ」があり、初穂料を納めて早速購入。袋の中からは「中吉」のおみくじと、小さな金色の「大黒天」が出てきました!

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おもしろ発見 その2【日本橋七福神・毘沙門天に出会う】


末廣神社

笠間稲荷神社から人形町方面へ歩いて数分のところに、末廣神社があります。ここには、日本橋七福神の一つ、毘沙門天が祀られています。

毘沙門天は、インド神話では財宝を守る神様。手に持つ宝塔で限りない財宝を授与するといわれています。インターホンで神主さんを呼び、健康が何よりの財産と思い、五色ひょうたんの無病息災のお守りを購入しました。

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