第14回では、中央区内を通る新大橋通りについて、通り沿いの八丁堀、日本橋茅場町、日本橋小網町、日本橋蛎殻町、日本橋浜町界隈などをご紹介します。
新大橋 |
新大橋西詰にある
震災避難記念碑 |
中央区内の新大橋通りの最終地点となる新大橋。現在の橋は昭和52年に架橋されたものです。隅田川にかかる他の勝鬨橋、佃大橋、中央大橋、永代橋、隅田川大橋、清洲橋、両国橋を含め「隅田川8橋」として、中央区「おはこ十八景」の一つに選定されています。
この橋には一つの大きな歴史が刻まれています。現在の橋の一つ前、旧新大橋は、明治45年(1912年)、それまでの木橋に替わって架けられた鉄橋でした。関東大震災の折、他の橋が焼け落ちる中、鉄橋の新大橋は火災を免れ、避難場所として、また遮断された各方面へ避難する道として、多くの人命を救ったそうです。それ以降、人々から「人助け橋」と呼ばれ、永く親しまれるようになりました。橋のたもとには、こうした一連の歴史を記した震災避難記念碑が建立されています。
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おもしろ発見 その3【日本橋七福神・福禄寿に出会う】
日本橋小網町にある小網神社には、日本橋七福神の一つ、福禄寿が祀られています。福禄寿は、その名前の通り、「福禄(=天から与えられる幸いという意味)」、「長寿」の神様とのこと。緑が生い茂る小さな鳥居には神秘的な雰囲気が漂っています。取材の無事を祈りつつ、しっかりとお参りしました。 |
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おもしろ発見 その4【日本橋七福神・布袋尊に出会う】
水天宮前交差点の少し手前で横道に入ると、茶の木神社があります。ここには、日本橋七福神の一つ、布袋尊が祀られています。布袋尊は、福徳円満の神様として広く信じられているそうです。第9回と第10回の人形町通り・水天宮通りで、恵比寿神と弁財天に出会い済み。残りの七福神との出会いが待ち遠しいかぎりです。ちなみに、日本橋七福神の神社は、中央区「おはこ十八景」の一つです。 |
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おもしろ発見 その5【多くの命を救った旧新大橋、ここにあり】
新大橋東詰の公園内には、関東大震災で多くの命を救った旧新大橋の親柱が保存され、残されています。親柱がそのまま橋灯の役割も果たしており、明治末期につくられたそのデザインからはモダンな雰囲気が感じられます。歴史を知って親柱の前に改めて立つと、ひっそりと立つその姿がより大きく見えました。
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