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江戸の町の人口が増え、賑わいを増すと、町の治安を取り締まる必要が出てきます。江戸には町奉行が北と南に(時代によっては中町奉行もあった)設置されました。町奉行は町人に関する行政、裁判、警察をつかさどっていました。その北町奉行所にはサクラ吹雪の刺青でおなじみ、遠山の金さんこと遠山左衛門尉景元が任務にあたっていました。その「北町奉行所」は東京駅八重洲北口の国際観光会館ビルの前にありました。現在そこには「奉行所跡」の小さな石碑が一つあるだけです。
ところで遠山の金さんといえばやはり「サクラ吹雪の刺青」ですが、実際には刺青があったという記録はなく、テレビや映画での作り話のようです。しかし、庶民の気持ちを理解し、その生活をよく知っていたということは間違いなく、この当時としては話の解る官僚であったようです。
次回は日本橋周辺をご紹介します。 |
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