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創業は1663(寛文3)年の老舗、鳩居堂です。「平家物語」でも有名な熊谷直実の末裔、熊谷直心が京都で薬種業を始めました。また薫香や筆墨の製造販売、さらには和文具の取り扱いを開始するなど、店頭で扱う商品は非常に多岐にわたっています。
銀座店がオープンしたのは1942(昭和17)年。1階では和風便箋や封筒、和紙、和紙工芸品、各種扇子、アルバムなど、2階は薫香、匂い袋、香道具、筆、硯などを取りそろえています。
「日本の伝統文化を守り育てる店」として、時代の嗜好にマッチする感覚を加味したオリジナル商品は、いつの時代でも好評を得ています。また、海外からのお客様が東京土産として買う場面も多く見られ、特に人気なのが季節の絵はがき。ほとんどが鳩居堂のオリジナル製品で、手刷はがきやシルク版画、張り合わせはがきなど種類も非常に豊富です。 |