■京橋 |
現在は、日本有数の大企業のオフィスビルが建ち並ぶビジネス街といして知られる京橋ですが、この地域は神田山を崩した後、江戸の草創期に発生した町人の町で、職人が多く住み、武家屋敷の全くないところでした。
町のシンボル、日本橋と同時期の慶長年間に架けられた橋「京橋」は、東海道の起点である日本橋を出発し、京へ向かう途中、最初に渡る橋という意味からその名が付けられ、橋の下には現在は埋め立てられ姿をなくした京橋川が、外濠から八丁堀にかけて流れていました。橋の跡地である、現在の中央通りと高速道路の交差地点には、今も橋の一部である親柱が残っています。高層のオフィスビルに混じり、古くからの老舗や、美術関係の店が点在し、近代的オフィス街のイメージと、昔ながらの伝統や文化、芸術の香りがうまく調和した街です。 |
|