|
|
門を入るとすぐ右にあるのは、管理所です。入園券の販売の他、荷物の預かりや、車椅子(2台有)の貸し出し等のサービスをしています。また、庭園に咲くボタンやサクラ等の絵葉書(1枚70円)の販売もあります。
庭園ガイドを利用する場合等はこの管理所の前が、集合場所になります。
|
|
|
|
|
|
わが国最初の洋風石造建物「延遼館」(1,381平方メートル)のあった場所です。
明治2(1869)年5月に落成し、同22年老朽化のため取り壊されるまでの間、迎賓館として多くの外国貴賓を迎えました。明治12年、グラント将軍(第18代アメリカ大統領)夫妻一行が世界周遊の旅の途中、約2ヶ月間滞在し、盛大な歓迎を受けたといわれます。
灯篭・七重の塔・ツツジ・フジ等のある裏庭は、日本庭園の当時の面影をそのまま残し、コの字型の優美な延遼館の姿を偲んでいるかのようです。 |
|
|
|
|
|
*勝手にひとこと*
隣接するビル群に、日本経済の活性化を感じるけれど・・・
庭園を守ってきた方々のおかげで、四季折々の風景を満喫できるこの庭園は
いつまでも残して欲しいな〜 |
|
延遼館跡地の裏庭に残るノダフジの棚です。毎年、5月の連休前後に鮮やかな紫色の花を咲かせ、風に揺れる優雅な姿は人々を魅了しています。この2、3年は、見頃が多少早くなっているといい、2002年はその時期が更に2〜3週間程早まりましたが、花つきは例年よりも大変よかった様子です。毎年シーズンには、望遠レンズを熱心に覗く写真愛好家達が、フジ棚を囲んでいます。
|
|
|
|
|
|
屋根つきのベンチがあり、約60人が休憩できます。
震災や戦災で焼失した御茶屋等の建物や、老朽化で取り壊された「延遼館」等、往時存在した建造物の写真14点が展示されており、今はもう見られない当時の建物の姿を知ることができます。また、春の満開のサクラをはじめ、ノウゼンカツラの鮮やかな夏の風景、紅葉した秋の木々、真冬の雪景色等々、四季折々の花や景色の写真32点が展示され、庭園の1年を一挙に堪能することができます。 |
|
|
|
|
|
明治時代は職員宿舎だった「芳梅亭」は、震災や空襲の影響を受けず、そのままの姿を残す庭園唯一の建物です。障子やふすまを外すと大広間になり、現在は句会や茶会等、貸し出しの集会施設としてのみに使われているため、普段は外側からしか見学ができません。高い塀で囲まれていますが、格子戸から中を覗くと、整然と植えられた庭木の奥に、引き戸の玄関、左に続く縁側等、日本家屋が見られます。 |
|
|
|
|
|
*勝手にひとこと*
花よりだんご。いいえ、浜離宮はお花の勝ち。 |
|
|
海水を導き、潮の干満により変化する池の風情を楽しむ「潮入の池」は、海辺の大名庭園では通常用いられた様式ですが、現在都内に残るのは唯一で、庭園の一番の見所です。現在も東京湾の水位の上下に従って水門を開閉し、池の水の出入りを調節しています。
眺める場所によって、松や橋、茶屋等様々な風情が楽しめ、水面に目を凝らすと、セイゴやボラ、クラゲ等の海水魚が見られます。 |
|
|
|
|
|
寛政7(1796)年、十一代将軍徳川家斉が、庭園の鴨場で鷹狩りを行う際、休憩所として設けた「鷹の茶屋(藁葺の茶屋)」跡に隣接している売店です。イベント時は他に臨時の売店が特設されますが、年間開店している唯一の店です。
この売店を背に、右側にある「燕の茶屋跡」、左側の「松の茶屋跡」は共に絶景のポイントです。前者は松と池、お伝い橋と小の字島の眺め、後者は橋の全景と中島、また周囲に植えられた松の眺めが、絶妙の景観だとされています。
|
|
|
|
|
|
潮入の池に架かる、かぎ型の橋長117、8メートルのお伝い橋は、高知県産の総檜造りです。売店側橋の入り口から中島の間3箇所に、ボタンのように八重咲きの華やかな花を咲かせる「八重コクリュウ」や、一重の「ノダフジ」の棚があります。見頃を迎える4月下旬には、橋を渡る振動で甘い香りを漂わせながら左右に揺れ、より一層華麗な姿を見ることができます。十一代将軍の時代には、橋全体がフジの回路になっていたといいます。水面に映る橋と中島の御茶屋の優雅さは、四季を通して今も昔も変わらぬ庭園景観の中心です。 |
|
|
|
|
|
前18代アメリカ大統領グラント将軍が来日の際、27歳の明治天皇と憩いのひとときを過ごされた御茶屋です。宝永4(1707)年に建てられて以来、将軍をはじめ御台様、公家たちが、ここで庭園の見飽きぬ眺望を堪能したといわれます。
現在の建物は昭和58年に再建され、建坪は約50坪。茶屋が鶴の体、両側のお伝い橋が翼に見たてられ、全体は将軍家にふさわしい鳥の最高峰、鶴をイメージしています。大きなガラス張りの座敷に座って池を一望しながら、お茶とお菓子(抹茶セット)が500円で楽しめます。 |
|
|
|
前半のひとやすみ。
水に浮かんでいるようなお茶席で贅沢な景色を独り占め。
正座をして、お抹茶を飲んで、和菓子をいただいて、日常としばしお別れ。
桜吹雪が水面と芝生を花びらのじゅうたんにしてくれました!
お伝えできない美しさなので、ぜひ足を運んでみてください。
後半へ→ |
|
|