中央小学校の防災拠点運営委員会(長崎良雄委員長)は、4月19日の日曜日、「映像に学ぶ大地震」を開催した。
上映されたフィルムは築地本願寺に保管されていた関東大地震の映像フィルムを中央区教育委員会が再生編集したもの。もう一編は阪神─淡路大震災後の72時間を検証したNHKドキュメント。
関東大震災はその大きな揺れとともに各地で火災が発生し、それが広がるにつれて火災旋風をひきおこして被害を一層大きくした。木造家屋が多いだけでなく、当時は揺れとともに逃げ出す住民が多かった。このため消火をせず、道路は大八車などで大混乱に。こうしたなか、本願寺は救済所を設置してケガ人を手当てし、理髪所まで設けていた。東京湾には国内と国外からの救援物資が山のように積まれ、見る人の心を打った。
神戸の地震は行政のふだんの備えが困難であったことを鋭くついて、火災も水が出なくて燃えるにまかせざるを得なかったと指摘。 |