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■ 3月23日発行  このページの先頭へ
予算委で自民党の鈴木委員
都の対応を批判
 開会中の区議会予算特別委員会(原田賢一委員長)の土木建築費で質問に立った自民党の鈴木久雄委員が、まちづくりで注目されている課題をとりあげた。
 まず、この間の東京都について「東京オリンピックをタテにして、まるで『そこのけ、そこのけ、お馬が通る』如き態度は許せない。環状2号線にしても地元では誰も賛成していない。区は地域住民の立場に立って都を説き伏せるぐらいの気力で取り組んでほしい」と強く要望。吉田副区長は、その方向で取り組むと答弁した。
 大江戸線勝どき駅の混雑を解消するには新しいホームを設けるだけでは解消しないとして、新たに勝どき5丁目駅の新設を提案。区の土木部長は「隅田川をくぐるので、勾配とカーブに問題がある。築地と勝どきとの駅間距離には問題ないのでこのあたりを関係者と協議していく」との前向き答弁をした。
 中央区としてかねてから新しい交通機関としてLRTを要望しているのに、都はBRTを押しつけていると批判。土木部長はバスよりレールのほうが効率が良いとして、都と改めて協議していく方向を示した。
 臨海部の広域幹線道路のうち月島・晴海連絡道路について、区議会への請願で平成2年、都は修正案を発表したが地元は断固反対を確認したと経過を説明。当時の報道を紹介し、この中で故藤間区議が「何十年かのちに再開発の波が押し寄せて再び計画があがってきます」と指摘した点について、「今がその時で、豊海の新しいまちづくりの方向をきちんと地域に示して、区が間に立ち、とりくむ努力をしてほしい」と区に要望。吉田副区長は「地域に何が良いか地元と話し合う」と約束した。
 
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