2月24日、中央大橋たもとの新川2丁目防災倉庫に「一等水準点・交無号」の説明板が設置され明正小学校の4年生、地元町会員、押田まり子区議ら多数が参加してセレモニーが開催された。
「交無号」は、明治6年から12年まで霊岸島検潮所(現在の新川2丁目)の潮位観測により決められた「東京湾平均海面」(標高0メートル)から陸上に設置した最初の点(交無の「交」は交差を「無」はゼロの意味)であり、現在、国会議事堂の前庭にある「日本水準点」も交無号から測量して決められている。
セレモニーでは、国土地理院の松村関東地方測量部長から、交無号の周辺に花を植えるなど美しく整備している越一町会の杉田会長に感謝の言葉がかけられ、感謝状が贈られた。杉田会長は「地域の貴重な宝をこれからも大切にし、活かしていきたい」と謝辞。
このあと、児童たちが測量について学んだ。講師の「富士山の高さもこの交無号を基準に測っています」との説明を受けたのち、最新式の水準機からバーコードの標尺をのぞきこんでいた。 |