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■ 2月23日発行  このページの先頭へ
阪本小の栄誉「一番校」が表示板に
「協賛会」の熱望で建立
 阪本小学校は創立135周年を迎え、14日の土曜日に同幼稚園130周年と合わせて記念式典が開催された。
 この周年行事に合わせて地元連合町会長の安西暉之氏を会長に記念事業協賛会を発足させ、阪本小学校が「第一番小学」であることの栄誉と伝統を後世に伝えたいと地域と卒業生によびかけた。その結果「第一番小学」を説明した表示板を、学校隣の阪本町公園に建立した。式典が終了したのち、盛大に除幕式が執り行われた。
 さらに協賛会が贈呈した校樹「桐・飯桐」の木が表示板両サイドに植えられ、その植樹式も行われ、児童全員が記念品の小シャベルで土をかけてセレモニー。安西会長が協賛への御礼の挨拶したのち、卒業生で地元選出の神林区議が「小学校は全ての地域の核。135年の歴史に誇りを!更なる発展と子どもたちの健やかな発展を祈りたい」と愛惜の念を示した。
 祝賀行事で4年生以上全員で邦楽演奏を披露したが、これはTBS子ども音楽コンクールで4年連続の優秀賞に輝き、都の表彰も受けており、列席者に迫力ある演奏で感銘を与えた。
 なお式典で今年1月に着任した鈴木政博校長は子どもたちに「未来の扉を開く鍵は皆さんのポケットの中にある。それは阪本小で学んだ確かな自信と大きな誇りです」と語りかけた。

一番表示板
 中央区立阪本小学校は明治4年(1871)の文部省設置及び明治5年の「学制布告」により、明治6年3月、「第一大学区、第一中学区、第一番官立小学、阪本学校」として創立。同年5月7日に開校式が挙行された。
  我が国の公立学校の創生期において「一、一、一」を冠した小学校は日本中でも阪本小学校だけであり、「一番学校」の伝統と歴史を引き継いでいる。
 明治28年(1895)に附属幼稚園が開園された。
 現校舎は、細川藩下屋敷跡に立地。
 大正12年(1923)関東大震災後、昭和3年(1928)3月に落成した。
 尚、文豪・谷崎潤一郎、元宮内大臣・石渡荘太郎、元一橋大学長・山中篤太郎、歌舞伎名優・左団次、杵屋六左衛門ほか、多数を輩出している。
 
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