晴海連合町会(沖義康会長)は、1月30日、矢田区長に「2016年東京オリンピック・パラリンピック招致に伴う施設等計画に対する要望ならびに地元住民に対する同計画内容の開示に関する要望」を提出した。
要望書は、東京都がオリンピック開催の立候補手続きの最終段階を迎えている段階にありながら「地元である晴海地域には未だ具体的な説明がありません」と指摘。また現在、晴海3・2丁目の再開発が急ピッチで進行しているうえに、今後、4・5丁目の開発により「昼・夜間人口も更に急増していくことになり、これに伴う生活基盤整備の行方に大きな不安を抱えております」とも訴えている。
ただオリンピックについては「世界平和に貢献するスポーツ・文化の祭典であり、東京招致に意義を唱えるものではありません」と明記。そのうえで「このまま有効な対策が講じられないならば招致に賛成することは出来ないばかりか、私どもの生活防衛のためにあらゆる手段を必死に模索せざるを得ません」として次の2点を要望。
(1)招致計画に関する晴海地域との関りについて(交通事情、各種施設の配置など)大きな不安を解消すべく、早期に説明会を開催すること。
(2)大量輸送手段について=今後の月島地域の昼夜間人口の急増に加え、オリンピック・パラリンピック開催時、さらに開催後の諸施設利用にかかわる観客移動等を勘案し地下鉄延伸またはライトレールトラジット(LRT)設置によるモーダルシフトを意識した、地球に優しい大量輸送手段を実現すること。 |