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■ 1月19日発行  このページの先頭へ
新たな伝統文化の拠点に
29階ビルに隣接する新歌舞伎座
 銀座4丁目の歌舞伎座は来年、建て替えられるが、このほど計画概要が明らかにされた。
 晴海通りと昭和通りに接して、計画敷地は約6790平方メートル。ビルは地下4階、地上29階、高さ約150メートル。駐車台数は280台。角地の出光ビルは含まれない。
 歌舞伎座は現在と同じく晴海通りに建ち、それに隣接して29階ビルが建つ。
 新しい歌舞伎座には次の施設が設けられる。
 まず世界で唯一の「歌舞伎専用劇場の再生」として、歌舞伎を上演するにふさわしく外観も内部も雰囲気を完備し、収容人数は約2千人。都市再生特別地区を活用して舞台を支える技術の維持・継承をはかる。
 さらに歌舞伎ギャラリーを新設して、劇場見学コーナーや小学生への一部客席の解放も実現へ。屋上には約450平方メートルの庭園を設けるとともに隣接して約750平方メートルの国際交流のスペース。ここでは、子供から歌舞伎通まで参加できる文化交流・観光振興を展開できるセミナー・サロンの機能をもたせる。稽古場も一般開放して約850平方メートルに100名収容の「歌舞伎アカデミー」を新設する。
 地下には地下鉄駅と直結した約1300平方メートルの地下広場を設けて、江戸文化を伝承・啓発する場とするとともに、いざ災害の時には一時避難スペースとする。
 
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