区主催の成人式が12日の祝日、今年もロイヤルパークホテルで開催された。成人対象者753人のうち昨年よりも56人も多い516人が参加。
主催者を代表して矢田区長は「君たちの前途は洋々としている。今は危機の時代といわれるが、その荒波を乗り越えて突き進んでほしい」と若者を激励した。
今年も実行委員会方式で企画が組まれた。成人を代表して3人が「20歳のメッセージ」を発表。
実行委員会会長の稲見正太君(浜町、大学で英文学専攻)は「オーストラリアでの体験学習が私の財産の一つと感じ、以来、中央区に愛着を持つようになった」「自分の地元に愛着を持てないようでは、日本の環境を考え、ましてや地球環境を改善することなどできるはずがありません。身近な環境である家族、そして中央区を考え、愛することが、日本の国、そして地球環境を守っていくことにつながる」と主張した。
副会長の山田ゆみこさん(佃、看護専門学校)は、子供心に人の役に立ちたいと思い「看護婦さん」を選んだとし、「特に興味を抱いたのはこの世に生が誕生する瞬間に立ち会うことで、助産師になりたい」「夢とは、日々、意識をもって生活することで生まれるもの。絶えず夢をもちつづけ、それを実現する努力をしていきたい」と将来を語った。
同じく副会長の山田大輔君(月島、大学で経営学専攻)の夢は「自分の会社を経営したいこと」で、その実現のために「資格をとるなど、今のうちに様々なことに挑戦していきたい」そして「そうした中から多くのことを吸収し、大人としての自覚を持っていきたい」と決意を表明した。 |