人形町1丁目地区の再開発は「リガーレ日本橋人形町」ビルに結実、昨年9月、ロイヤルパークホテルで盛大に竣工式披露パーティーを開催した。この事業を13年の長きにわたり支えてきた再開発組合の解散祝賀会が、12月14日、ロイヤルパークホテルで開催された。会場は多くの組合員が参列して賑やかだった。
司会は岩佐久和理事がつとめた。主催者を代表して再開発組合の服部良弘理事長は「再開発のことなんて何もわからない私に吉田副区長が、あなたはデンと座っていればいい、コンサルタントにまかせればいいと励ましてくれた。この場に出られない人(物故者)の悔しさを思うと誠に無念だ」と挨拶した。
来賓を代表して吉田副区長は、難しい再開発で特に街区を広げる時には菅沼さんと怒鳴り合いをした、完成まで生きていられるのかと言った人は皆さん出席していますと語り会場がわいた。また「今までの再開発は川沿い、海沿いが多かったがここは住宅街でビルの影を落とすことが怖かった」と本音を示し、にもかかわらず協力した地域に感謝の念を示した。
都市再生機構業務第2ユニット総括リーダーの石渡廣一氏は、ビル完成した時の住宅への応募が2千人を超えるとともになかなか空き室が出ず、空きが出ると申込が殺到する状況が続いている、と報告。また、国土交通省から良好な再開発として表彰されたことを伝え、「会の始まる前に現地を見て、地域のシンボル、ランドマークになっているなと、再確認することができました」と語った。
乾杯の音頭をとった人形町1丁目町会の石木一良会長は、今年2月竣功した茶ノ木神社は以前よりも参拝者が増えており、新ビルの町会事務所も茶ノ木会館と名づけ、多くの人々に活用されていることを報告し、感謝の意を表した。
12の協力事業者に感謝状が贈呈された。 |