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■ 12月15日発行  このページの先頭へ
新旧の歴史を支えて
佃島小120周年の式典
 明治21年に創立した佃島小学校が今年で開校120周年を迎え、11月29日、大阪佃交換会とあわせ記念式典が開かれた。
 菅野宏隆校長は、子どもたちに学問を願う地域の人たちによって建てられた学校は「敷地85坪に建坪65坪で5つの教場を備えた小さな学校」と紹介。当時の親たちの家業が漁業で4年間の義務教育を終了することなく学校を後にして、明治24年から25年にかけ初めて卒業生8名が巣立っていったという。こうして佃島小学校は明治45年から大正10年までの10年間、閉校やむなきとなり、歴史は一度とぎれたことを明らかにした。従って平成19年度末に卒業生は9322名だが「実際にもっと多くの人が卒業していることになる」という。創立時の「子どもに学問を」との志を胸に「消えることのない歴史を作っているんだ、の意気で21世紀を突き抜けてほしい」と語りかけた。
 矢田区長は、校長の式辞に「困難をのりこえて今日がある」との感動を示し、誇れる校舎で思い切り学んでほしいと語った。安達教育委員長は、歴史ある地域と学校で学ぶことに誇りをもち「これからは皆さんが歴史を作っていってほしい」と挨拶した。
 今野議長は「心ゆたかに、たくましく成長されるように」と期待をこめた。PTA会長の小島泰明氏は、人々とのとながりが歴史を支えてきたとして、新住民とのつながりを大切にと語った。
 
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