日本橋・京橋両税務署と両間税会は共催で、税を考える週間の特別企画として、11月26日、区役所の大会議室で裁判員制度をテーマに「タックスフェア2008特別講演会」を開催した。
開会挨拶で京橋間税会の西村会長は「新裁判員は28日に発送される。本日、それなりに新制度をわかって帰っていただきたい」と語った。矢田区長は「画期的な制度」として今後を注目していると挨拶。京橋税務署の三嶽署長は「相手の言うことを理解することが国語の大切なこと」と指摘。
裁判員制度について、というDVDが1時間にわたり上映された。裁判員の通知が来たとき断れるのは70歳以上の高齢者と学生だけ、「忙しい」だけでは断る理由にならないと説明。映画は一般市民が裁判にのぞむ葛藤を描いたもの。本職の裁判官はそうした人たちに次のように説いていた。「誰が被害者、加害者かそのことを共有するのが裁判員制度です。無関心こそが最大の罪なんですよ」 |