妊娠中の女性の救急搬送が8つの病院から受け入を拒否され母親が死亡する事件がおきた。区議会は、「最大の原因は医師不足」として早急な抜本対策を求め、定例会最終日に「周産期医療体制の充実に関する意見書」を採択し、国と都に提出した。
その内容は次の通り。
(1)産科をはじめとした救急部門の医師確保による周産期医療体制の強化
(2)医師不足解消に向けた教育・研修体制の充実や医師の勤務環境の改善。女性医師の勤務継続・再就職支援の強化及び看護師・助産師等医療従事者の地位向上と勤務環境の改善
(3)総合周産母子医療センターを中心とする病院・診療所、助産所等からなる周産期医療ネットワークの整備促進 |