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■ 10月20日発行  このページの先頭へ
決算委員会の総括質疑
自由民主党 二瓶 文隆委員
 米国に端を発した世界的な株価急落のもと、中央区の今後のまちづくりへの影響を質した。吉田副区長は「特に不動産の手控えがある一方で都心三区と江東区の一部は一極集中が続き、まだ健常といえる。周辺での地価下落は深刻に受け止めているが、継続中の再開発は実行できる」と答弁。
 震災時のヘリポートについて聖路加国際病院に設置を要望した。また、防災情報についてラジオに頼るよりもケーブルテレビの活用を検討するようにと主張。
 NHK朝ドラの影響で下町・長屋が注目されているが「それは長年にわたる生活の知恵の積み重ねによるもの。私たちはあの月島大火を忘れていないし、防災につよい町にしたい」と強調。

公明党 鈴木 幸子議員
 株価暴落にともない貸し渋り、貸しはがしが再来しないよう区がリーダーシップをとり施策をとるよう要望した。
 近年区職員の管理職志向が低いことに言及。区は「試験が子育てのライフステージに合わない」などの問題から人事制度の検討を約束した。
 地域の運動会などに区の職員が入ることで、その経験が区の仕事に生かせると提案したが、区は職務に限定し、論議はかみ合わなかった。
 日本橋地域の銭湯が一か所だけとなり、混雑して「ゆっくりと入っていられない」の苦情が多いとして、対策を早急にとるよう求めた。
 健康手帳について、使いづらいとの声があるので、「見直しや使いやすい工夫を」と要望。

共産党 小栗智恵子委員
 世界的な株価暴落の原因を「アメリカのカジノ資本主義の破綻による」と決めつけ、「輸出だのみから内需拡充に方向転換すべき」と主張。
 リハポート明石が「人手不足で入所を制限している」と指摘したが、区は「6〜8か月で入れ替わり、全て受け入れていて人手不足でない」と実情を説明した。
 月島1丁目、湊2丁目ともに計画が固まってから話し合いでは「意味がない」と追求。区は月島は「今後もタイミングとらえ話し合いを」、湊は「長い年月の課題で、決めたことをそのままとは考えていない」と説明。
 大規模開発で丸の内と競争していると批判。吉田副区長は、住んでいる人を残すことが主眼で丸の内と異なると説明。

民主党区民ク 渡部 博年委員
 清掃一部組合のあり方に言及。高橋副区長は、且つて7割が都清掃局だったが今は逆転と現状を説明し、効率化には厳しく注文をつけていくと方向性を示した。
 大江戸線勝どき駅の今後に言及。土木部長は、大江戸線そのもののキャパシティがいっぱいなのでLRTなど新タイプをどういう形で通すか検討すると答えた。
 朝潮運河の歩道専用橋に反対要望のでていることに言及。区は「区道の行き止まりは地域にとって好ましいことではないので、プライバシーの侵害にならないよう歩道を整備したり、電線の地中化をはかるなど粘りづよく説明する」と約束。
 オリンピック誘致で、区は地元のために、強くもの申すよう要望。

友愛中央 小坂 和輝委員
 月島1丁目や湊2丁目のまちづくりに反対の請願や要望書の出てくることは区が開発業者に軸足を置いているからだとして、「まちづくりに第三者機関を活用すべき」と主張。
 吉田副区長は「話し合いには暗黙のマナーがあり、一定の整理をしたもので話し合いができる。要望が対立とは考えてはいない。区が町に出て、住民の話を聞くのは、区の役割であり責務だ」と明言した。

決算と名誉区民区議会で決まる
 区議会の第3回定例会は17日に最終本会議が開かれた。平成19年度の各会計決算は共産党の反対のみで認定された。名誉区民の福原義春氏と中村富十郎氏、故宮入正則氏は全会一致で承認と決まった。
 
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