中央区商店街連合会は19日、銀座ブロッサムで「商店会加入促進大会」を開催した。昨年初めて開き、今回は第2回目。会場には各商店街の関係者に加え、党派をこえて区議会議員が多数参加していた。
挨拶に立った会長の重盛永造氏は「伝統ある商業文化を誇る中央区の商店街としては、大型店と戦うよりも同じ小売店として応分の負担をして、一緒に歩んで、強力な味方になってほしい」と、大会開催への主催者としての真意を語った。
来賓を代表して、矢田区長と区議会の今野議長が挨拶し、共に協力し応援していく姿勢を明らかにした。
商店会加入促進対策委員会の松岡委員長が経過報告するとともに「信念をもって、さすが中央区といわれる実績を示したい」と語った。
4つの商店会から実践報告。
中央大通会の江畑事務局長は再開発ビルの建築会社に働きかけて加入させた例を示した。銀座通連合会の国平事務局長は15%占める外資系には建築中から働きかけ、殆んどが加入、独自のイベントも展開していると報告。新富商栄会の恩田会長は子ども歌舞伎との連携を説いた。室町大通会の小林事務局長は区の条例に理解が高まり、協力する気運が高まっていると語った。
大会宣言
近年、地元の商店会に加入しない新規出店者やチェーン店等が増え、商店街活動に影響を及ぼしかねない状況になっています。私たちは「中央区中小企業の振興に関する基本条例」の趣旨を踏まえて、今後、加入促進活動を一層広げていくことを確認し、大会宣言を行います。
(1)安全・安心なまちづくりを通じて、潤いとにぎわいのある魅力的な商店街づくりを目指します
(2)地域商店会とスーパー、コンビニエンスストアーなどのチェーン店が共存共栄による商業の活性化を推進します。
(3)これらの実現を担保するため、未加入商業者の全店舗加入を目指し、商店会組織の強化に努めます。 |