名橋「日本橋」保存会と日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会、みゆき通り街づくり委員会は、2日、ロイヤルパークホテルで関東大震災の記録映画を見る会を開催した。
司会はみゆき通り会の吉田誠男会長がつとめ、ルネッサンス委員会の橋本敬会長が挨拶。区長代理の吉田副区長は、震災により学校公園方式と高い道路率が実現し、これを今も貴重な財産としていると説明した。
記録映画は昭和5年に復興局が製作したものでサイレントのため、早稲田大学の危機管理研究所の川西崇行氏が解説。
映画のテーマは震災後の復興。昭和通りなど広い道路は強権的に実現したのではなく、住民の協力で行なわれた経緯を説明。また学校を今後の防災拠点にするため公園を隣接させた。さらに避難所の新設として浜町公園など広大なスペースを確保した。
こうして実現した常盤小学校の校庭で児童が遊戯をし、泰明小屋上では体操をしている光景が映し出された。また天皇行幸では旧千代田小や築地新市場でのお姿が映されていた。 |