日本橋3丁目西町会が町会として初めて「防災助け合い宣言」をした。1日、同町会の役員は区役所を訪れ矢田区長にその報告をした。
宣言は町会が設立した震災対策防災協議会に参加するものは「この地を襲う大規模地震災害にそなえて、自らの安全とすみやかなる復興とともに人々の安全と地域の復興に資するため互いに協力し合うことを誓います」としている。
町会長の野永喜一郎氏は「このような防災協定をこれほど多くの企業と結ぶのは、町会としておそらく初めてだと思いますが、このような取り組みが中央区の町会全体に広がっていければよいと思います」と話していた。
同町会は東京駅前の八重洲地域に隣接する都心の一等地。しかし広場を有しておらず、いざという時に頼りになるのは、正確な情報と連絡、そこで「自主防災は救命イカダ、地域防災は橋、との考えで、企業の得意分野を持ち寄って、より多くの“橋”を作ろう」と呼びかけ、40をこす企業、商店、団体が参画した。 |