終戦記念日の15日、小伝馬町一の部町会は恒例の「石町の鐘を撞く会」を開催した。
十思公園の石町の鐘は江戸時代の「時の鐘」で今も残る貴重な文化財。この鐘を正午の時報と同時に鐘を撞いて、戦争で亡くなった多くの人たちを悼み、世界平和を祈ろうとして町会が始めたユニークな行事で、今年で10回目になる。町会だけでなく日本橋の各町会長など80人も参加した。
町会の秋山会長が十思公園が空襲で焼けだされた人たちの避難場所になった思い出を語り「いつまでも平和が続きますように」と語った。矢田区長は町会の平和行事に敬意を表するとともに、区としても平和のまちづくりを進めますと挨拶。
参加者一人ひとりが鐘を撞き合掌した。 |