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■ 6月23日発行  このページの先頭へ
東京湾大華火は8月10日
新会長に古屋氏就任
 東京湾大華火祭の実行委員会が12日に開かれ、第21回目の大華火祭は8月10日の日曜日、午後7時から8時20分までの開催と決まった。通常は8月第2土曜日だが、今年は9日(土)が東京に右翼が集結する日で警察庁の警備上の理由から10日の日曜開催となり、このため順延なし。
 打ち上げ花火は1万2千発で、うち尺5寸玉は10発、尺玉は100発。このうち20発は全国の有名花火師による芸術玉。さらに今年は東京都の協力により東京オリンピック招致をPRするため、五輪をイメージした花火を打ち上げる。このため都は1千万円を協賛。人出は昨年と同じ70万人を予定している。
 実行委員会では、第9回(平成8年)から昨年の20回まで会長をつとめた資生堂の福原義春氏に代り、新たに松屋会長、中央区観光協会長の古屋勝彦氏が就任した。就任挨拶で古屋会長は「都心の大きな観光事業でもあるので精一杯つとめさせていただきたい」と抱負を語った。
 なお共産党の小栗幹事長は東京オリンピック招致と築地市場移転は密接不可分だと主張。民主党区民クラブの渡部幹事長も晴海の交通アクセスに取り組まない都の姿勢を批判した。これに対して晴海3丁目住宅自治会の滝浪会長は「東京湾華火大会は安心安全で楽しむためのもので、そのために私たちは努力してきた。市場のことを結びつけるとは考えていない。政治のことは議会で議論してほしい」と発言した。

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