中央区は高層ビルやマンションが次々と建てられ、テレビの見えにくい世帯が続出。このため区はケーブルテレビでテレビ映像などの信号を伝送するシステム=CATV(ケーブルテレビジョン)の導入を3年がかりですすめてきた。これを機会に中央区は初めてテレビ広報を実施することにした。他区では民間のCATVとタイアップして、銘店を紹介するなど地域産業に貢献している。新たなメディアとして注目されており、区の広報では、今回の初の実施について次のように説明している。
平成17年度から行ってきた中央区内の「難視聴対策基盤整備事業」が、今年3月に終了し、区内の93%の世帯がケーブルテレビでクリアな画像が視聴できるようになった。
このケーブルテレビを活用して7月1日から、「こんにちは、中央区です」と題して、広報番組を放送する。
内容は、最新の広報紙「区のおしらせ中央」のなかから、特集コーナーや周知・啓発のコーナー、イベントのコーナーなどを設けて、画像を通して分かりやすく伝えていく。
放送時間は、毎日午前10時、正午、午後8時の1日3回(再放送)で、1回15分、毎週日曜日に更新される。
東京ベイネットワーク(株)のケーブルテレビ9チャンネルで放映。レポーターは大平素子(おおひら・もとこ)さん、これまで、テレビ朝日、テレビ埼玉、千葉テレビなどで、アシスタントやレポーターを経ている。 |