築地市場の移転予定地である豊洲は、2度にわたる土壌汚染の調査からベンゼン、シアンなど高濃度な汚染が明らかとなった。
この問題を話し合う専門家会議(座長・平田健正和歌山大学教授)は5月31日、都庁で「土壌処理と地下水の管理」についての対応を次のように明かにした。
<土壌処理>すでに盛土(新しい土)されている所からさらに2メートルの深さの土壌を完全に処理する(入れ替える)
<地下水管理>庶水壁を不透水層の深さまで設置して地下水の可動範囲を限定する。地下水面より上に砕石層を設置、毛細管現象による地下水の上昇を防止。舗装等による被覆で雨水の浸透に伴う地下水位の上昇防止。観測井を設け、観測とともに地下水の揚水で処理もする。 |