築地には仲卸の業者が約900事業所あり、取り扱い業種別に大物(鮪など)、海老、煉(蒲鉾など)、特種物(貝類など)、北洋(鮭、魚卵)、近海物、遠海物、合物、塩干物などの業会に分かれています。それぞれが青年会を持っていますが、異業種間の交流はそれほどありませんでした。築地と言うと皆さんは水産物全般というイメージを持たれますが、それぞれの業種別に異なった動きがあります。量販店、料理屋など、扱っている品物、お客様、出勤時間の違いもあり、全く別の業態と考えた方が分かりやすいかもしれません。そこで業種間の垣根を無くして交流を持とうという趣旨で、我々の先輩が創ったのが青年団体連合会です。昭和28(1953)年に創設されて、私は18代目の会長になります。