竹葉亭は、江戸末期に京橋付近の蜊河岸(現在の新富町)で初代金七が創業しました。3代目の時代、鰻ができるのを待つ間に日本料理を取り入れたことで店が発展し、大阪へも進出いたしました。関東大震災で、新富町の店は銀座8丁目に移り、現在も本店としてご愛顧頂いております。椅子席もございますが、落ち付いた雰囲気の茶室や個室等があり、接待等にもご利用頂ける一方、銀座、京橋、横浜の各支店は、気軽な感覚でご利用頂けるお店となっています。竹葉亭の鰻は、白焼きで蒸しあげる江戸前の蒲焼です。幕末の頃と同じ配合のたれは、味醂を煮詰めた後、醤油を足し、これをもとのたれに100年以上継ぎ足しています。鰻は、一本一本性質が違いますから、たれはその素材の味を引き立たせるためであり、一番大切なのは鰻そのものの味を引き出すことだと思っております。 |
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