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プロフィール
昭和18年9月8日京橋生まれ、地元の小、中学校から、都立上野高校を経て日本大学医学部卒業後、第一内科入局。昭和50(1978)年医学博士号取得。韮崎市立病院内科医長、日本大学医学部第一内科講師、都立駒込病院内科医長などを歴任し、昭和56(1981)年より父君の後を継いで松本内科院院長。中央区医師会の副会長も務める。ご家族はお母様と、奥様、二人のお子様の5人。趣味はスポーツ。平成5年設立の京橋はじめ会初代会長として現在にいたる。
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山王・日枝神社お祭りをはじめ、日本橋・京橋まつりなど大きなイベントの開催には、各町会の活動もさることながら、その枠を越えた横の連携が必要になってきます。同年代の仲間の輪を広げ、八重洲から京橋にかけて京橋一之部地域の活性化の為に様々な活動を繰り広げている京橋はじめ会。町を愛するひとりひとりの小さな気持ちが、いまや大きな地域振興の原動力となっています。はじめ会の設立から関わり、その活動をリードしてきた会長の松本章一さんにお話を伺いました。
 
中央区との関わりはどのようなものでしょうか?
 
 明治時代に会津若松から出てきた祖父母が京橋に居を構え、昨年亡くなった父(明治44年生まれ)も私も、医院のある現住所で生まれ育ちました。小学校は東京駅のすぐ前にある中央区立京橋昭和小学校(現、城東小学校)、1学年は2クラス85名ほどでした。子供の頃はまだ民家が多く、道路が整備され、ビル化が進む等、町が徐々に様変わりしていったのは、昭和39(1964)年の東京オリンピック前後からです。  学生時代や大学病院に勤務していた頃は忙しさもあり、地域のお付き合いをする機会があまりありませんでした。昭和56(1978)年、医院を継ぐ為に京橋に戻りふと周りを見ると小学校の同級生が数名残っているだけで、寂しい限りでした。小学校の校医や中央区医師会の理事をお引き受けするなかで、地域との関わりが少しずつ深くなり、お祭りのお手伝いをきっかけとし、京橋はじめ会の結成にも参加することになりました。
 
京橋はじめ会についてお聞かせください。
 
京橋地域の幼なじみ数名が集まり、定期的に親睦会を開いていたのが始まりとなりました。京橋が好きで、地域の将来を真剣に考えている者同士で意見交換しているうちに、同世代の仲間が少しずつ増え、より広く声をかけて結集しようということになりました。この地区は日枝神社の氏子で、2年に一度のお祭りもありますし、仲間が多くなればいろいろなお手伝いができます。  平成5年に日本橋から銀座までの中央通りに皇太子殿下のご成婚パレードが行われ、京橋からも神輿を出すなどの企画があり、正式に平成5年12月に京橋はじめ会として設立しました。京橋1丁目から3丁目と八重洲2丁目、いわゆる京橋一之部の地域に居住、あるいは勤務するなどで関わりのある40代、50代の有志の集まりで、現在会員は35名ほどです。京橋一之部連合町会の青年部的立場で、会員同士の親睦を深めるとともに、京橋の発展に少しでも貢献できればと活動しています。
 
具体的にはどのような活動をなさっていますか?
 
 月1回の定例会のほかに、1月の箱根駅伝の警備、6月に行われる2年に一度の日枝神社の祭礼で神輿や山車、縁日などの企画実行は大きな行事のひとつです。今年はこのお祭りの年で、2月から準備にとりかかります。9月は一般参加を募った今年で6回となる救急救命訓練を開催しており、会員はほぼ全員資格もとっています。また12月には、恒例となった歳末警戒火の用心の巡回があります。  昨年秋には懸案だったホームページが完成し、今後、インターネットを通じて情報の発信、ほかの地区との連携をはかりつつ、より活発な活動を繰り広げていきたいと思っています。
 
今年は新しい企画があると伺っていますが。
 
今年の4月から毎月1回京橋落語会を開催します(日時は第一火曜日、午後6時30分より/場所は京橋区民会館/出演は三遊亭遊之介師匠ほか/入場料は無料)。これは平成10年から会員を対象に10回ほど行なってきた遊之介師匠の勉強会を、一般の方たちにも楽しんでいただけるよう、広い会場に移し定期的に開催することにしたものです。仕事帰りに気軽に立ち寄って、落語を楽しみながら、はじめ会の活動にも少しでも興味をもっていただけたらと期待しています。また、10月6日(日)は、中央通りパレードのイベントとして開催することに決定、中央大通会の東京パレードに協賛催物となります。
 
中央区の次世代を担う若者として伝えていきたいことは?
 
 銀座と日本橋のあいだにはさまれている京橋ですが、近代的なオフィス街であると同時に、下町風な気質や人情味あふれる町です。今では川も埋め立てられ擬宝珠(擬母子)や欄干のある京橋もなくなりましたが、江戸の昔から続く由緒ある町。京橋の良さ、街の風にひとりでも多くの方に触れていただきたい。はじめ会の会合はいつも楽しく盛り上がり、ひとりひとりの思いが大きなエネルギーになります。京橋を愛し、京橋の町の発展を願っていらっしゃる方、是非はじめ会にご参加ください。
 
道路が広くなり住宅が次々とビルに建て変わり、町の模様が変化しても、京橋生まれ、京橋育ちの松本さんの心の原点には、代々この土地で暮らしてきた人々の気風が受け継がれ、いきいきと脈うっているようでした。面白そう、楽しそうと思った事をどんどん行動に変えて行くはじめ会のパワーは、イベントを盛り上げ、さらに人々の交流の輪を広げていくことでしょう。

2002年2月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  


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