初代は檜物町「蔵田屋」で板前として働いていましたが、明治35(1902)年に独立し「割烹や満登」を創業しました。初代から現在の日本橋八重洲に店を構え、その後、一度も店を移転することなく営業しています。昭和47年に現在の9階建てのビルに建て替えられ、地階が店舗となっています。お店が地下にあるため、ビルの入り口には大きな看板を設置しています。
お店は入口からカウンター、テーブル席と個室が左右に分かれており、カウンター、テーブル席に入るには「酒亭小や満登」という暖簾をくぐります。以前は座敷だけの店でしたが、「料“亭”が作る、おひとりでも気軽にお“酒”が飲める空間を」と考えだし、昭和30(1955)年に2代目が棟続きに「酒亭小や満登」を造りました。後にビルへの改築に伴い、ひとつの店構えとなりました。当時は「小や満登」ではコース料理はお出ししていませんでしたが、現在では座敷との差別化もあまりなくなり、テーブル席専用の会席コースもあります。席数はテーブル25席、カウンター13席、個室5室になります。
料理は個室にてお出しする会席コースが「藤(10000円)」・「松(12000円)」・「檜(15000円)」の3種類、テーブル席での会席コースは「百合(6000円)」・「橘(8000円)」の2種類。5月の連休明けからは女性限定の「撫子コース(要問い合わせ)」も始めました。カウンター、テーブル席では「天ぷら定食(鶴3500円・亀4500円)」も楽しめます。また冬季のみの献立として「寄せ鍋(1人前5000円、2人前より)」、「ふぐちり鍋(1人前8000円、2人前より)」もあります。その他、一品料理の「江戸前穴子の付け焼き・白焼き(各1890円)」、「揚げ出し豆腐(840円)」などが人気です。ランチタイムには、週2回替わりの「定食(2種、各1000円)」や「手さげ弁当(2500円)」、「松花堂弁当(1500円)」の他、「天丼、鉄火丼、親子丼(各900円)」があります。 |
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