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1、なぜ「マキシム・ド・パリ」に来てみたかったのですか。 |
山崎:
銀座のレストランというと、それだけで大変高級な感じがしますが、その中でも「マキシム・ド・パリ」には、フランス料理の伝統的なお店、背伸びしておしゃれをしないと入れないような特別なお店、というイメージを以前からずっと持っていました。
手の込んだ本格的なフランス料理の評判は勿論のことなのですが、店内はまるで別世界のように大変ゴージャスな雰囲気だというお話は、知人から何度か聞いたことがありました。男性はネクタイに上着でというところも、やはり普通のレストランとは違った感じがしていました。
ですから、今までも敷居が大変高く、思いきって勇気を出さないことには、中々足を運ぶことができませんでした。それでも、機会があったら、いつかは絶対に行ってみたかったお店でしたので、今回のチャンスに「マキシム・ド・パリ」を選ばせて頂いたのです。 |
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2、 お店についてお聞かせ下さい。 |
料理長:
マキシム・ド・パリは、昭和41(1966)年11月、パリで100年以上の歴史あるレストラン「マキシム」をそっくり再現する形でオープンしました。入り口の外観から店内の内装や調度品まで、パリのお店と殆ど同じ造りになっております。深紅とゴールドが織り成すアールヌーボー調のメインダイニングルーム(80席)、ロートレックの絵と鏡で彩られたバールーム(50席)、サロンローズと呼ばれるルイ王朝風のスペシャルルーム(32席)から成り、古きよきフランスの香りを感じながら、ハイグレードなサービスと、雰囲気、そしてお料理がご提供できる空間となっております。
魚や肉の骨から出汁をとってソースを作るという、あくまでもソース重視の正統派フレンチスタイルを守りながらも、味のバランス、見た目の美しさをも追求したお料理をご提供しております。
平日のランチタイムは、主に奥様同士のグループ、土・祝日や平日のディナータイムはOLやカップルの皆様が多くいらっしゃいます。 |
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3、いらしてみたお店の感じはいかがですか。 |
山崎:
高級感溢れるふかふかのジュータンに一歩足を踏み入れると、目映いばかりの豪華で美しいシャンデリアが迎えてくれました。ウェイティングバーを横目に見ながら、階段を降りる途中には、開店時、パリの「マキシム」の常連客から贈られたというお祝いのメッセージの数々が飾られ、連ねられた錚々たる名前に、このお店の歴史と伝統を伺うことができます。メインダイニングルームに入ると、壁面を一面飾る絵画、鏡、豪華な照明の数々が目に飛び込んできます。美しくセッティングされたテーブルが、私が訪れるのを待ち受けていてくれたかのようにさえ感じられます。ディナータイムに30分刻みで生演奏が入るそうです。この豪華さの全てに圧倒され、お料理を頂く前から、ため息が出るような贅沢な気分を味わいました。 |
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4、 お薦めメニュー、お酒について教えてください。 |
料理長:
ランチは、6000円、8000円、12000円、ディナーは14000円、17000円、20000円、それぞれ3コース用意しております。アラカルトも充実しており、特に「クロワゼ種の仔鴨ロースト ビガラードソース洋桃を添えて(7000円)」は、開店当初から続くメニューで、まるごとの鴨をお客様の前で切り分けソースをかけるものです。ソースは鴨の骨からとった出汁をベースにビネガーの甘酸っぱさを活かしたさっぱりとしたお味となっております。デザートの「クレープシュゼット(2人前5000円)」もまた、オレンジソースをお客様の目の前でお作りするもので、最後のコニャックを加える際には、炎が舞いあがり大変華やぐメニューでございます。
ワインはフランス産赤白約250種類(ボトル6000円〜、昼のみグラスワイン赤白各1種類1000円)をご用意しております。専属のソムリエが3名おりますので、お尋ね頂ければお料理に合ったワインをお選びすることもできます。 |
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5、OL山崎さんから一言お聞かせください。 |
山崎:
本日は、8000円のランチコース「ロワイヤル」を頂きました。前菜の「牡蠣と帆立貝のムース、レモンの香りの白ワインゼリーを添えて」は、牡蠣と帆立貝のムースと、レモン風味の白ワインのゼリーとのコンビネーションが、とても爽やかな逸品でした。「マッシュルームのクリームスープ」は、フレッシュマッシュルームの香り豊かな大変軽めでさらっとした仕上りのスープでした。メインのお魚「いとより鯛のポアレ トリュフの香りの芋セロリのピューレを添えて」は、上品で繊細な香りと味のソースがとてもバランスよく、いとより鯛のポアレとマッチしていました。メインのお肉「フランス産仔鴨胸肉のポアレ 4種類のペッパー風味ソース」は、鴨のブイヨンとフランスのお酒フレンチベルモットをベースにしたソースが、ジューシーな鴨肉によく合い、ソテーされたフランスのきのこ、プルロットジョンヌの歯ごたえのある食感に感心しました。デザートの「マロンのミルフィーユ」は、フランボワーズのソルベや、季節の果物等が美しく飾られた可愛らしい一皿で、香り高いエスプレッソともよく合い、コースのしめくくりにぴったりでした。本日はディナーのように大変豪華なランチコースと最高の雰囲気を満喫させて頂き、ありがとうございました。 |
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