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1、 なぜ「ISHIDA」に来てみたかったのですか。 |
永島:
石田シェフがこのお店を開かれる前に、水天宮の「ロイヤルパークホテル」にいらしたと雑誌で知り、そのような高級ホテルご出身のシェフが開かれたお店は、どのようなお店なのか大変興味があり、是非来てみたかったのです。お料理は勿論ですが、プランタン銀座で毎年個展を開かれているという増島豊治画伯と相談しながら造ったという内装を見てみたかったのも理由のひとつです。 |
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2、お店についてお聞かせください。 |
シェフ:
東京會館からロイヤルパークホテル、広尾アプローズスクエアを経て、今年1月8日、兼ねてからの念願だった独立を果たすことになりました。オープンに当たっては、カジュアルな雰囲気の店内で、グランメゾンのしっかりとした料理と、サービスができるような店を、というのが私の強い意向でした。店内は黄色が基調の優い空間が感じられる明るい仕上がりにしました。1階はカウンター3席とテーブル26席、2階は20席になっています。
料理の素材は、仙台牛のロース、鹿児島の黒豚のロース、フランス産のピジョン(鳩肉)、福島の伊達鶏。また、フランス産のラベルルージュの鶏をランチに使う等、特別なこだわりがあります。
中でも特に魚は、毎朝、全国各地からその日その時の最もいいものを厳選していますので、特に決まったメニューはありません。最高の素材でありながら、リーズナブルな価格でのご提供ができるのも、仕入れに極力無駄を避け、仕入れた素材をその日のうちにお出しする等の努力によるものです。 |
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3、いらしてみたお店の感じはいかがですか。 |
永島:
店先のフランスの国旗が大変目を引き、窓が大きく、明るく入り易い感じがします。壁のアートやナフキン等、黄色が基調の店内は、明るく清潔感があふれ、落ち着いた雰囲気がします。
笑顔で親切に案内してくれるスタッフの皆さんは、ワインのことなど尋ねても気軽に教えていただけそうでとても好感が持てます。また、オープンキッチンが開放的なうえに、お客さんの様子を見渡して料理のタイミングなど、行き届いたサービスのために役立てられているのだということが、お仕事中のシェフの真剣な眼差しから察することが出来ました。 |
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4、 お薦めのメニュー、お酒について教えてください。 |
シェフ:
その日にとれた一番いい素材を産地から届けてもらった後メニューを考えるので、メニューは毎日異なります。
お薦めは、シェフのおすすめフルコース(前菜2品、スープ、鮮魚料理、主菜、小さいフルーツスープ、デザート盛り合わせ、コーヒー)で8000円です。他にディナーは、3500円、5500円のコースや単品もございます。
例えば本日のランチの一例として、1000円のランチは「明太子のクリームパスタ」または「トマト味のパスタ」のどちらか。1500円ランチコースは「すずきのポアレ白ワインソース、トマトリゾットと季節の野菜添え」または「伊達鶏のロースト」のどちらか。3000円は「ヒゲダラのポアレ」と「仔羊のロースト」の2品。5000円は「ヒゲダラのポアレ」と「フランス産の鴨のロースト」の2品となっています。全品コーヒー付き、コースのお値段に応じて、オードブルやデザート等が付きます。
ワインは、赤白それぞれ10本ずつ(フランス産ワインを8種、イタリア産を2種)を取り揃えています。価格は一本3000円〜16000円です。グラスワインは500円からです。
常時2名のソムリエがおり、お尋ね頂ければ、料理に合ったワインのご案内ができます。 |
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5、OLの永島さんから一言感想をお聞かせください。 |
永島:
フランス料理というと価格や雰囲気等で、敷居が高いというイメージがありましたが、実際にお店を訪れてみて、おいしい料理が気取らずに頂けるのだと安心しました。
お料理のどれをとっても、野菜やソースなどの色合いが鮮やかで美しく、崩して食べるのがもったいないという感じさえします。「すずきのポアレ白ワインソース、トマトリゾットと季節の野菜添え」は、上品なトマトリゾットの上に肉厚のすずきのソテーがずっしり。その上にカラッと揚がった笹がきゴボウと薄切りのレンコンがふんわりとあしらわれ、お皿をおおう白ワインソースはサフランの風味と色が絶妙のバランス。周りに散りばめられた目が覚めるような季節の野菜の色合いとシャキッとした歯ざわり。ひとつひとつに手が込んでいて素材に対する思いやりを感じます。ソムリエの方に選んで頂いたワインもとても飲みやすかったです。繊細なお料理なのに、ボリュームがあり期待以上です。 |
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