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月島・佃 後編

佃波除稲荷神社の力石 住所:佃1-8-4

 力石とは、石を持ち上げて力較べをし、それを記念するため、神社に奉納された石のことです。佃堀の河岸地にある波除神社(於咲稲荷神社)の鳥居脇に置かれた三個の力石は、直径51センチ前後の楕円形の石で、どれにも「さし石」の刻銘があり、材質は安山岩です。
  佃島では、娯楽が少なかった時代、漁師や肴売りである棒手振(ぼてふり)など若い衆が、力自慢に石を持ち上げて見せる風習があり、昭和20年代位まで行われていたといわれます。その力を誇るかのように、3つの石にはそれぞれ「佃大市」「佃辰」「吉松」と、往時の力持ちの名が刻まれています。区民有形民族文化財に登録されています。

佃島渡船場跡 住所:佃1-2-10
 徳川幕府が大阪から呼び寄せた漁民が、この佃島に住み始めた正保元(1644)年から、昭和39(1964)年、佃大橋が完成するまでの300年以上の間、佃島と対岸の佃大橋西詰付近を結んでいたのが「佃の渡し」です。墨田川に残る最後の渡船で、住民には欠くことのできない貴重な交通手段として利用され、最盛期の昭和30年7月には、1日に70往復したほどです。
 明治9(1876)年7月には、渡し賃が5厘に定められたことから「五厘の渡し」と親しまれ、大正15年東京市の運営に移り、昭和2(1927)年3月、渡船場の諸施設が整備され、手漕ぎから無賃の曳舟渡船へと変わりました。ここにある碑は、それを記念して建てられたもので、川の対岸(湊3-18)にも同じ碑があり、中央区の区民文化財に登録されています。
 佃公園から佃小橋の方を眺めると背後には高層マンションがそびえ立ちこの地区を象徴するような眺めです。でも路地の一角から臨むたたずまいはやはり下町特有の気安さが感じられて落ち着きますよ。

丸久 住所:佃1-2-10 TEL:03-3531-4823
営業時間:9:30〜18:00 第2・4日曜定休
 江戸時代、大阪の佃村から移り住んだ漁師が保存食として創り出したのが始まりだと伝えられる佃煮。安政6(1859)年に創業した「丸久」は、佃島渡船跡付近に残る3軒の佃煮屋の中の1軒です。漁師の網元だった当店の先祖は、雇っていた漁師たちに、当時売り物には及ばないザコを煮て食べさせていたのだといいますから、正に佃煮の発祥の歴史から今に至る、貴重な店です。厳選された原料を丹念に煮る伝統の技は、7代目店主に受け継がれています。人気は、あさり(100g、700円)、ちりめんしらす(100g、700円)で、おすすめは、はぜ(100g、600円です)。また、生あみ、えび、ちりめんしらすが入った三品入りセット(1000円)から、8品入りセット(3000円)まで、土産や贈答用として求める常連や観光客の姿があります。

住吉神社 住所:佃1-1-14

 住吉神社は、正保元(1644)年、大阪の佃村から幕府に呼び寄せられた漁師が、故郷の住吉神社の分霊を勧請し建立した佃島の鎮守です。創建以来、地元の住民や水運関係の人々などから厚い信仰を受け続けています。境内にある水盤舎は、ケヤキ材の切妻造、瓦葺きの建物で、慶應3(1867)年の火災で類焼しましたが、明治2(1869)年に再建、同44(1911)年の改築になります。水盤の欄間には、佃の渡しや石川島の灯台、潮干狩り等の佃島の風景が彫刻されています。
 正面の鳥居に掲げられた陶製扁額は、白地に呉須で額字、雲文などを青色に染め付けてあり、文字は書道の達人・有栖川幟仁親王で、明治15(1882)年の製作と記されます。陶製の扁額は全国でも珍しく水盤舎と共に区有形文化財に登録されています。また、境内右手奥には、佃島で育ち商売の傍ら川柳二世の門に入り、五世を継ぎ緑亭を名乗った五世川柳・水谷緑亭(1785〜1858 )の句碑があります。
 住吉神社のすぐ近くに今回は紹介はしなかったけど、石川島灯台があって公園になっています。隅田川を眺めながら、のんびり休憩できますよ!

二葉家 住所:佃2-14-3 TEL:03-3352-2830
営業時間:10:30〜19:00 不定休
 明治元年の創業以来、手作りの技と味を守る老舗和菓子店として、地元の常連さんをはじめ、佃土産に求めて帰る観光客などから、広く愛されています。若旦那である四代目のおすすめは、若い女性に大人気の「佃もち(110円)」。柔らかくほんのりとした上品な甘さのぎゅうひに、細かく刻んだ干し杏が程よく混ぜ込まれたもので、ソフトな口当たりと甘酸っぱさが爽やかな逸品です。春は「桜餅(150円)」、5月の節句には「柏餅(150円)」、彼岸は「おはぎ(130円)」と四季を通じて、三代目と四代目が丹精込めて作る和菓子のあんは、北海道産の小豆を手間隙かけて煮詰めて仕上げたもの。一番の人気は、柔らかな栗の甘露煮と自慢のあんで作る「栗蒸し羊かん(1本750円)」です。夏はひんやりと冷えた「くずきり2個組(500円)」が好評です。

ひさご家 阿部 住所:佃2-21-12 TEL:03-3533-4955
営業時間:11:00〜13:00、15:00〜18:30 日・祝・第一月曜日定休
 レバーを揚げて24年の2代目女将が揚げるレバーフライは、サクッとして独特の食べにくさがないと、地元の常連さんや観光客に大変な評判で、100本単位で買って帰る人もいる程です。薄切の豚レバーを高温で短時間揚げるのがコツで、1本120円。商品はこれ一筋ですが、注文したレバーフライが揚がるのをじっと店先で待つ人の姿は絶えません。中には、評判を聞き付け、遠方からわざわざレバーフライを求めるために佃にやってくる人までもいます。
 昭和24年、月島1丁目で創業し、高層マンションの開発で当地に移転し14年になる「ひさご家 阿部」のレバーフライは、今では佃名物と言っても過言ではありません。地方発送もしています。

たかさご精肉店 住所:佃2-21-6 TEL:03-3531-4529
営業時間:9:00〜19:00 日・祝日定休
URL:http://www.yakibuta.jp/
 相生橋手前、清澄通りに面した、たかさご精肉店は、客足の絶えることがない活気ある店です。看板は佃名物「焼き豚(100g、350円)」。昭和22年の開店以来、調合を重ねた深みのある秘伝のタレに漬け込んでじっくりと熟成後、丹念に焼き上げたもので、柔らかでジューシー、脂身があっさりしていると、評判です。このタレで煮こんだ「煮たまご(2個入り150円)もまた好評。豚バラ肉を甘酢だれに漬け込んで焼いた「中華ざんまい(100g、330円)」も焼き豚と共に地元の常連さんや、観光客に人気です。また揚げ物の惣菜が豊富で、まぐろカツ(200円)、クリームコロッケ(110円)、米沢牛で作る米沢メンチ(100円)も売れ筋。毎週金曜日は「フライデー特売日」で、これらのフライ物が全て特別価格になります。金・土曜日の特売日は焼き豚が100gにつき20円引きでお得。地方発送あり。

miel cafe(ミィエル カフェ) 住所:佃3-2-10 TEL:03-5560-8292
営業時間:12:00〜24:00(日曜日は21:00迄)月曜定休
 2001年12月に開店した、オープンカフェで犬連れOKのおしゃれな喫茶店「miel cafe」。常連のワンちゃんの写真が壁にずらりと張ってあり、散歩帰りに立ち寄って犬と一緒に一休みして欲しいと、犬好きのオーナーが開いた店です。犬連れのお客さんは勿論、もんじゃ帰りの若い女性客からも喜ばれています。コーヒーは、イタリアのラヴァッツァを使用、1杯400円です。おすすめは、手作りのお菓子で、中でも、「クレーム ブリュレ(450円)」は、オーダー後バーナーで表面の砂糖を焼き付け、焼きたてのキャラメルの風味が魅力です。日替わりパスタ(900円)や、コーヒーがついて850円のランチメニューも人気。週末にはお店のアイドル、ブルドックのダイちゃんや、ビーグルのココちゃんが迎えてくれます。5テーブルとカウンター席、合計20席。
2002年6月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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