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月島・佃 前編

勝鬨橋 住所:築地6-20 〜 勝どき1-1
 昭和15(1940)年6月に完成した「勝鬨橋」は、隅田川の最も下流に架かる電動式の可動橋で、中央部が左右に分離し跳ね上がる仕掛けです。架橋当時は1日5回20分ずつ開き、3000トンに及ぶ船舶の航行も可能でしたが、東京港の整備に伴い大型船舶の通行量が著しく減る一方、橋上の交通量は増加の一途をたどり、昭和45年12月が最後の開閉となりました。橋長は、246メートル、橋の上からは隅田川のパノラマの眺めが広がり、夜間のライトアップは幻想的です。
 「勝鬨」の名は、明治38(1905)年1月、京橋区民が、日露戦争での皇軍の戦勝を記念し、この地に渡船場を設け東京市に寄附した際、その名を「勝鬨の渡」としたことに由来します。南小田原町1丁目と、月島西河岸通9丁目を結んでいましたが、勝鬨橋の開通で、渡しは廃止されました。
 勝鬨橋って跳ね上げ式橋だって知ってました?僕はその事を学生時代に知り、何とか一度開くところが見たいと思っている一人です。

好美家 住所:月島3-15-10 TEL:03-3531-7061
営業時間:17:00〜22:00(土・日・祝日は16:00〜22:00)火曜日定休
 今や、月島全体では80軒もあるというもんじゃ店ですが、一番最初にできたのはこの好美家。昭和29年の創業で、現店主のお母さんが、飲食店としてもんじゃ屋を開店したのが始まりです。それまでのもんじゃは、駄菓子屋の片隅の鉄板で子供が遊びも兼ねて焼いていたのが通常でした。
 お好みでソースが加えられるよう薄味で味付けしてあるのがポイント。おすすめは、豚肉、生イカ、蒸し麺入りの「特製もんじゃ(950円)」で、一番の人気は「明太もちチーズ(1150円)」。あんずとあんこが入った「あんず巻(550円)」もデザート感覚で食べられ女性に評判です。半世紀に及ぶ元祖の味は、観光客からご年配の地元常連まで、幅広く愛されています。テーブル2卓、座敷テーブル3卓の30席。

おかめ ひょっとこ店 住所:月島3-8-10 TEL:03-5548-1508
営業時間:11:30〜23:00 年中無休


 元気のいい「お母さん」従業員が勢ぞろいの「おかめ ひょっとこ店」は具の鮮度とボリュームが自慢の開店4年目の店です。客席は昼過ぎになるといつも満席状態で、特に土・日・祝日は、店の前に長蛇の列ができるほどの盛況ぶりです。店内は鉄板の熱気で温度が常に高いため、頻繁に使う生ものの具をすし店用のネタケースに入れ鮮度を保っています。
 一番人気は、韓国風辛みそ入りの「ジャンもんじゃ(1000円)」。牛肉に生イカがこんもりと盛られ、その上にジャンダレがかかったものでスタミナ満点。店長のおすすめは、ねり梅・しその葉・ネギが入った「和風もんじゃ(1200円)」です。生のりがふんだんに入った新メニューの「生のりもんじゃ(1000円)」も話題を呼んでいます。9卓、70席。

錦・一 住所:月島3-11-10 TEL:03-3534-8697
営業時間:17:00〜22:00(土・日・祝は、12:00〜22:00)火曜日定休
 今やもんじゃの定番「もち明太もんじゃ」は、実はこの店の2代目女将が考案したもの。昭和52年、裏通りのこの地に創業した頃、観光客で賑わうメインストリートに反し客足が少ないのを悩んだすえ、オリジナルで勝負しようと考えたのが「モチ明太」。この大ヒットを機に、次々と新作を発表。オリジナルもんじゃの錦で有名になりました。
 最新作「王様のブランチスペシャル(1350円)」は、ほうれん草のパウダーを入れた画期的な緑色のもんじゃ。具のトマト等の野菜やチーズは後から入れるため別皿で出され、仕上りの美味しさにこだわります。おすすめは、豆腐が入ったチゲ鍋風の「もんじゃチゲ(1600円)」。一番の人気はやはり「モチ明太子(1400円)」。今では一つ奥まった通りの「錦・一」はOLや男性客が毎日集い、メイン通りに負けない繁盛ぶりです。1〜3階まで、合計88席。

月島観音 住所:月島3-4-5 月島サン・グランパ1階
 「失せもの見つけ」や「病気平癒」で知られ、古くから地元の人々に厚く信仰されています。昭和26年、地元名士の柴崎輔氏の呼びかけで、西仲通商店街有志により同氏の敷地内に建立され、信州善光寺より、一光三尊如来象と開運観世音菩薩像を奉還し、善光寺別院・月島開運観音像として創始しました。平成13年9月、同地の再開発で新しく建設されたマンションの1階に再び納められ、更に開山50周年の落慶法要も行われました。
 毎月27日の観音様の縁日には、商店街で大特売日「ビックリ市」が開催されるなど、商店街の活性化に大きな役割を果たしています。同マンションに隣接して、23区で一番古い交番「西仲通交番」があります。大正10年頃に建設、同15年に改築された大変趣のある鉄筋の建物です。

ゆパーク月島 月島温泉 住所:月島3-4-5 月島サン・グランパ2階 TEL:03-3531-1126
営業時間:11:00〜24:00 年中無休


 明治33(1900)年創業、内風呂が殆どなかった時代から地域の人々に生活の一部として利用されてきた銭湯です。前建物は老朽化等で取り壊され、平成13年の当マンションの完成と同時に2階にリニューアルオープンしました。お湯は、温泉ではありませんが、水中に含まれるカルシウムやマグネシウムの硬度を軟水器でイオン交換させた「軟水」を使用。皮下の血行を促進し、肌を整えると評判です。飲む軟水(100円)も販売中。
 また、実母散・ドクダミ・そば殻他、2〜3日ごとに薬の種類を変える薬湯露店風呂は、粉末ではなく生薬を用いています。その他、白湯・蒸気乾式サウナ・水風呂等があり、昔からの常連さんをはじめ、観光の合間に一風呂浴びに訪れるお客さんからも喜ばれています。料金は、大人400円、中人180円、小人80円。
 月島っていうともんじゃというイメージが浸透してしまっているけど、歩いてみると、それ以外のお店や見所もたくさんある事を知りました。今度は仕事でなくまた来ようっと!

いろは本店 住所:月島3-4-5 月島サン・グランパ2階 TEL:03-3531-1668
営業時間:12:00〜翌1:00 年中無休
 ふんだんな具のボリュームと「あっさりしていて、コクのあるソース」が自慢の「いろは」は、昭和30年の創業で、好美家に次いで2番目にできた古株です。
 人気は牛肉、ホタテ、生えびが、碗から溢れんばかりにてんこ盛りされた「ミックスもんじゃ(1350円)」。また、丸ごとの大きな明太子と、丸もちが5つ入った「めんたいもちもんじゃ(1300円)」は、若い女性から圧倒的な人気を集めています。店のおすすめの「豚キムチもんじゃ(1100円)」は、ほどよい辛さが決め手です。
 各テーブルに換気ダクトを設置し、お客さんの服に匂いが残らないよう細かい配慮がされているのも、若者から年配者まで、幅広い支持を得ている人気の秘訣かもしれません。16卓62席。
2002年6月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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