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水神社・おさかな普及センター資料館 編  
水神社  
 
 魚河岸水神社は、日本橋に魚河岸が発祥した江戸時代初期、海上安全や大漁、また徳川家の安泰を念じて、森一族が「大市場交易神」と称し「社」を道三河岸(現在の大手町辺り)に建てたのが始まりと言われています。
以後、徳川家の武運長久、諸国大漁を念じて祭られ続け、明治34年4月、正式に魚河岸水神社と、改称が許可されました。祭神は「弥都波能売命(ミズハノメノミコト)」とされ、本社殿は、江戸時代以来、神田神社(神田明神)境内にあります。
この築地市場内、東卸会館脇築山の上のお社に祭られているのは「遥拝所」で、昭和初年に製作された大神輿、中神輿は、いずれも神田明神で保管されています。
魚河岸の守護神として市場をずっと見守ってきた水神社では、今も毎月5日、魚河岸会の人たちによって、参拝の神事が欠かさずに行われています。
 
おさかな普及センター資料館 休館日は市場と同じです。市場情報はこちら
●水神社●
フェンスに囲まれてひっそりとたたずんでいる水神社。
普段は入れないから、外から小銭を投げ入れる人がいるようで、
中にはあちこちに五円玉が落ちていました。
あまり身近じゃないけれど、人々の信仰は厚いのでありました・・・
TEL:
03-3547-8824
開館時間:
10:00〜16:00
 魚一般の知識や、市場のしくみ、また魚の食べ方等、魚に関するあらゆる情報をガイド役として案内してくれるのが「おさかな普及センター資料館」です。
さかなについての知識を平易に得てもらえるようにと、おさかな博士として知られる故阿部宗明博士が名誉館長になり、昭和56年開設されました。常時20〜30点の液浸標本、パネル、7台の水槽で生きた魚等が展示されています。
平成8年阿部博士が亡くなった後は、友人の坂本一男博士が館長を後任し、3ヶ月に一度、テーマに応じて標本等の入替えを行う等、阿部博士のユニークな展示が受け継がれています。
また、魚に関する質問にも答えてもらえ、資料類の閲覧もできます。入場は無料です。
2002年4月掲載記事  
※内容は、掲載当時のものとなります  
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