第9回では、中央区内を通る人形町通り、水天宮通りについて、通り沿いの日本橋小伝馬町、日本橋大伝馬町、日本橋堀留町、日本橋人形町2〜3丁目界隈などをご紹介します。
人形町通りは、中央区内の日本橋小伝馬町から日本橋大伝馬町、日本橋堀留町、日本橋人形町を通り、その後、新大橋通りと交差して水天宮通りと名称を変え、日本橋蛎殻町、日本橋箱崎町を通って、隅田川大橋へと続く通りです。通りの名前はもちろん人形町という町名に由来しています。現在の日本橋人形町1〜3丁目は、江戸時代に人形の芝居小屋が数軒あり、人形を作る家も多数あったことから、俗名として人形町と呼ばれていたそうです。寛永年間(1624年〜1644年)には、浄瑠璃や説経、操り人形などさまざまな見世物小屋や茶屋が軒を連ね、繁華街として大変に賑わっていました。関東大震災後の昭和8年の区画整理で、正式に「人形町」という町名が誕生しました(人形町周辺の錦絵を見る)。
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おもしろ発見 その1【足下に区の木、区の花を発見】
人形町通りを歩いていると、足下に賑やかなタイルを発見! 立ち止まってよく見てみると、そこには区の木「やなぎ」と区の花「つつじ」の絵が描かれていました。区の木、区の花は、中央区制40周年を記念して、昭和61年5月から7月にかけて公募し、その結果を参考に昭和62年3月15日に制定されたものだそうです。
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おもしろ発見 その2【日本橋七福神・恵比寿神に出会う】
椙森神社は日本橋七福神の一つで、恵比寿神が祀られています。恵比寿神は商売繁盛の神様。手に持つ釣り竿は「釣りして網せず」という暴利をむさぼらない清栄な心を意味しているそうです。椙森神社をはじめ、人形町周辺には日本橋七福神が集まっており、日本橋七福神めぐりは気軽に楽しめる散歩コースとして有名です。 |
日本橋堀留町にある椙森神社前
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