日本橋美人新聞No.13秋冬号(2008年)掲載
日本橋美人めぐりは「日本橋美人プロジェクト」が推奨する日本橋の散策コースです。
今回ご紹介するのは持つ人のセンスや品性がおのずと伺える「小物」。 日本橋ならではの逸品で、日本橋美人を目指しましょう。
いまだ根強いファンをもつ叙情画人、竹久夢二の作品を扱う専門ギャラリー。大正ロマンあふれるステーショナリーから小物まで、たくさんの夢二グッズに目移りしてしまいます。
中でも夢二が愛した椿をモチーフにした『夢椿のティッシュポーチ』は日本橋美人注目のアイテム。ティッシュ収納スペースがついた華やかな色彩のポーチなら、サッと取り出せて便利です。日本橋美人のたしなみに必須。 夢椿のティッシュポーチ 630円 住所 日本橋浜町2-18-5 電話 03-5640-5978 営業時間 10:00〜18:00 定休日 日曜、祝日(土曜は不定休) MAP55
宝永元(1704)年創業の日本で唯一の楊枝専門店。楊枝には、古来より上等とされる黒文字を使用しています。
清涼感あふれる清潔な白い歯は日本橋美人に欠かせないもの。食後にほのかな香と適度な弾力が特徴の『爪楊枝』はいかがでしょう。江戸情緒漂うオリジナルの縮緬楊枝入れはすべて手作り。楊枝に丁寧に巻きつけられた紙には恋の都都逸が。百種類を超える歌を、一つひとつを楽しんでみるのも一興。 縮緬楊枝入れ付楊枝詰め合わせ(辻占楊枝)セット大 1,365円 住所 日本橋小網町18-10 電話 03-3666-3906 営業時間 9:00〜17:00 定休日 日曜、祝日、第3土曜 MAP56
「風呂敷を通じて、モノを慈しみ大切にする気持を感じてほしい」と、江戸中期から明治期を主とする袱紗・風呂敷・染色資料の企画展示やイベントを行っています。
日本橋美人にお薦めの『小風呂敷』は、金封を最も清らかな状態でお渡しするのに必要なアイテム。おめでたい柄の描かれた小風呂敷は、それだけでもお祝いの気持ちが伝わりますね。お渡しする際の美しい所作も、教えていただくことができます。 フォーマル小風呂敷 「梅」「貝合わせ」「熨斗」 住所 日本橋人形町3-4-6 電話 03-3661-3938 営業時間 11:00〜18:00 定休日 日曜、月曜、祝祭日 MAP54
職人の技術を必要とする注染(ちゅうせん)の手ぬぐいにこだわり、伝統や季節の柄など1000種類以上の可愛らしいデザインが所狭しと並びます。
良質の『日本手ぬぐい』は、洗うほどに肌に馴染みコンパクトに畳めるのが魅力。「包む・飾る・被る」など工夫次第で用途も広がります。江戸時代から洒脱と遊び心が問われた手ぬぐいは、日本橋美人のセンスの見せどころ。 注染手ぬぐい 840円〜 住所 日本橋人形町1-7-6 電話 03-5284-8230 営業時間 11:00〜20:00 土曜・祝日11:00〜19:00 定休日 日曜 MAP57
天正18(1590)年創業伊場仙は、団扇浮世絵で初代豊国、国芳、広重などの版元としてその名を江戸市中に広めた日本橋が誇る老舗。
お薦めの『シルク色無地扇子』は、日本特有の伝統色を扇面に染めた美しい扇子です。扇子は、口元を隠したり日差しを遮ったりと女性らしい仕草を更に優美に見せる効果もあります。檜扇をイメージしたというデザインは、日本橋美人をいっそう美しく魅せてくれることでしょう。 シルク色無地扇子(桃色・蘇芳薄蘇芳) 3,150円 住所 日本橋小舟町4-1伊場仙ビル1F 電話 03-3664-9261 営業時間 10:00〜18:00 定休日 土曜、日曜、祝日 MAP37
きものから和装小物まで、高品質のアイテムが揃う高島屋呉服サロン。
装うのは香りも同じこと。『日本橋美人香』は、平安時代の調法を基に白檀や種々の天然香料を特別に配合・調整し日本橋美人にふさわしい粋な香りに仕上げてあります。スティック線香の「御室内香 日本橋美人」は、日常のさまざまなひとときに。「御衣装香 日本橋美人」を懐中にしのばせば、ゆかしい優雅な香りが。香りの身だしなみで日本橋美人度をアップしましょう。 日本橋美人 香立セット(スティック型線香) 735円 日本橋美人 匂い香セット(衣装用) 735円 住所 日本橋2-4-1 電話 03-3211-4111 営業時間 10:00〜20:00 定休日 元日以外連日営業 MAP4 ファッション雑誌を見ては、流行のスタイルを追い求めたことはありませんか?しかし、それを越えると、流行よりも自分らしさを優先するようになります。女流作家の宇野千代さんの著書に「お洒落は金をかけるのではなく、手をかけ心をかけることです」という言葉があります。
また小物でファッションの流行を楽しむのは、江戸時代も同じだったようです。 「日本橋美人」より抜粋 |
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