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日本橋トップインタビュー

HOME > 日本橋トップインタビュー >前東京都議会議員、自由民主党東京都中央区総支部長、NPO法人東京中央ネット特別顧問 立石 晴康
日本橋美人新聞No.31夏秋号(2013年)掲載
美人は日本橋で創られる

前東京都議会議員、自由民主党東京都中央区総支部長、NPO法人東京中央ネット特別顧問 立石 晴康

 
インタビューアー:山田 晃子
日本橋美人推進協議会 プロデューサー
日本橋OLクラブ部会長
株式会社ヤマダクリエイティブ代表取締役

 


立石晴康(たていしはるやす)
前東京都議会議員
自由民主党東京都中央区
総支部長
NPO法人東京中央ネット
特別顧問

好きなことば〜
出会いを育てる

ご縁を大切に人間関係を育てていこうと思います。
山田 本日は、前東京都議会議員で、NPO法人東京中央ネットの設立当初(平成14〈2002〉年1月)から特別顧問をお務めいただいている立石晴康さんをお訪ねし、日本橋と日本橋美人についてお話を伺います。中央区のご出身でいらっしゃる、立石さんのご経歴についてお聞かせください。
立石 私は我がまち東京で生まれ、日本橋久松町にある久松小学校を卒業しました。若い頃から社会に貢献したいという思いが強く、昭和46(1971)年から中央区議会議員を3期、昭和56(1981)年から東京都議会議員を7期務め、現在は自由民主党中央区総支部長として活動しています。
 若くして浄土真宗にご縁をいただきましたことで、命の尊さや人間の基本的な生き方を考える機会を得て、今では築地本願寺の総代、責任役員という大役をおおせつかっています。忘己利他の精神は、ぬくもりのある社会の実現を目指す私の政治信念に繋がっています。
山田 主催されている「都民塾」は、第一線で活躍するジャーナリストや専門家に、時事問題を分かり易く解説していただけると評判ですね。
立石 平成24(2012)年11月から、月に一度のペースで開催しているこの会では、元産経新聞論説委員長の千野境子氏や、政治ジャーナリストで元毎日新聞論説委員の仮野忠男氏など一流の講師陣が専門分野について講演をしています。おかげさまで口コミにも関わらず、毎回80名以上の方に集まっていただいていますが、今後も政治や経済などへの関心に応えるべく、続けていきたいと考えています。
 継続ということの大切さから言えば「東京中央ネット」が、10年以上も地域のポータルサイトとして幅広い情報を発信して来たことは素晴らしいですね。区を代表するメディアとして成長し、「日本橋美人推進協議会」や「EDO ART EXPO」など広域な活動を展開する様は、頼もしくもあり嬉しい限りです。
山田 「第6回 EDO ART EXPO(2013年9月27日〈金〉〜10月15日〈火〉)」は、江戸をテーマに伝統技術や歴史、美意識などに関わる展示を中央区、千代田区、港区、墨田区の名店、ホテル、企業、文化・観光施設などが協力して催します。また共催イベントや店舗フェア、ワークショップ、各種ラリーなど楽しいイベントも行い、前回は国内外から38万8千人もの方々が多種多様な60以上の会場を訪れてくださいました。
 同時に開催する「第2回 東京都の児童・生徒による 江戸書道展」は、書を通じて日本の伝統や文化を感じてほしいとの願いから始めましたが、各方面から注目される事業になりました。
立石 私は、世界に誇れる日本を目指すには政治や経済の安定はもとより、芸術、文化、スポーツなどで人の資質を高めていくことが必要だと感じています。私自身も約40年間にわたり我流ですが書道を嗜んでいますので、発表の場が有るというのは大変よいことだと思っています。子どもに限らず誰しも「認められたい」という気持ちは同様で、そのために勉強や努力をすると子どもは成長し、大人は年を取らないのですよ(笑)。私が団長をする「中央区第九の会合唱団」が、歌舞伎座で合唱したことがあります。あの大舞台で歌えた感動は今でも忘れられない経験であると同時に、いつの日か新しく誕生した歌舞伎座でも歌いたいという夢もできました。
 将来を担う子ども達が日本の伝統や文化から学び、高い精神性を育めるよう尽力することは、とても大切な事です。そんな思いから武道教育により青少年の健全育成を図る「和道教育武道振興会」の理事長をお引き受けしたり、依頼があれば当地の歴史や旧町名の縁起などについて講演会をしています。

 

山田 都市計画に造詣の深い立石さんにとって、日本橋のお気に入りのスポットとはどのようなところですか。
立石 中央区は昔から商業が盛んで、さまざまな情報を発信してきた刺激的な都市です。高層ビルに於ける技術革新には目覚しいものがあり、昨今のダイナミックに生まれ変わる街並みも好きですし、好物を買い求めに日本橋の老舗にもよく足を運びます。
 ただ、心の故郷を問われれば、祖母が暮らしていた大伝馬町の大門通りには感慨深い思いがあります。今でもあの界隈を通ると「お前はこの土地で大きくしてもらったのだから、粗末にしてはいけないよ」という祖母の声が聞こえてくるようです。そして何よりも当区の江戸から続く歴史ある土地柄を継承し、与えられた出会いを大切に育て、地域の方々と一緒に千客万来の街を創りたいという思いに駆られます。
山田 立石さんにとっての「日本橋美人」とはどのような女性でしょうか。
立石 インテリジェンスがありながら、それを表面に出さない謙虚さを持ち、笑みを絶やさない女性でしょうか。私は「中央区能に親しむ会」の会長を務めていますが、能楽は同じことを繰り返しできることの尊さを教えてくれます。続けてこそ「未来」があり継続の価値を尊ぶ心が育まれます。そんな心根を持った女性こそが、日本橋美人だと思います。
山田 私たちも継続の価値を尊ぶ日本の文化に学び、心身ともに輝けるよう努めたいと思います。
ファッションポイント
「日本橋美人ゆかた」は、紫色の濃淡をつけた花がバランスよく配された華やかな浴衣。優しいトーンのピンクの帯が女性らしさをアップさせます。
麻の襦袢と足袋、天然石の帯留めのコーディネイトで着物風の演出に。

ヘアメイク  La Vida
着付け   花影きもの塾
衣 装  堀井「源氏物語」
撮 影  吉川信之
撮影協力 ロイヤルパークホテル
※記事の組織名や肩書は掲載当時のものです。
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