山田 平成20年10月24日〜11月9日に行われた「浮世絵で彩る日本橋(─Japan Beauty from Edo-Tokyo─)日本橋美人博覧会」は、老舗、名店、企業、ホテルなどが協力をして開催し、「日本橋美人─Japan Beauty from Edo-Tokyo─」の中に、江戸から続く固有の文化が息づいていることを浮世絵で彩り演出しました。国内外から約23万人もの方が日本橋を訪れてくださいました。
中島さんも日本橋美人博覧会の実行委員会として、ご活躍いただきましたね。
中島 日本橋美人博覧会は、パビリオンをつくらず日本橋を回遊する博覧会というコンセプトがユニークに感じました。はじめての事業ということで、当初は戸惑いもありましたが、一所懸命お手伝いしました。実際に日本橋を散策される来訪者の様子を窺え、また、各会場で実施された多数のアンケート結果からも好評をいただいており、企画として大成功だったと思います。
山田 そうですね。アンケートの集計によれば、日本橋美人博覧会についての評価は非常に高く、今後の継続を望む声が多数ありましたね。
「日本の美にふれて豊かな心になった。」「今まで知らなかった日本橋の奥深さを知った。」「敷居が高かった老舗に行くことができ、対応の素晴らしさに感激した。」などなど…。
また「日本橋美人商品」については、女性よりも男性の購入者の方が約四割高いということもわかりました。
中島 日本橋を愛していらっしゃる当博覧会に携わった方たちが街ぐるみで協力した成果だと思い喜んでおります。
山田 日本橋美人推進協議会の活動に、さまざまに関わっていらっしゃる中島さんにとって「日本橋美人」とはどのような女性でしょう。
中島 「おもてなしの心」を持った女性ですね。おもてなしとは、言葉使いや立ち振る舞いもさることながら、相手の気持をくむ知性と想像力が豊かでないと出来ません。いわば、その人の全人格をもって相手に接することです。私自身も職場でお客様に対し常にそれを意識して接しております。
山田 女性社員のよいお手本になるよう努力されている中島さんと、「おもてなしの心」を大切に、心身ともに美しく輝いていたいですね。
撮影協力:ロイヤルパークホテル
衣裳協力:TOREXショップ
撮 影:吉川信之
ファッションポイント
(右)ペイズリープリントのチュニックブラウスは、胸元の切り替えが重ね着のように見えるデザインでたっぷりした分量感が着心地よく包みます。
袖口や裾などに配したレースやシフォン使いの黒のラインと胸元の黒がポイントの可愛いながらもエレガントな雰囲気。ウールビスコースの細身のボトムが、すっきりとした印象をあたえます。
(左)豊かな光沢感が特徴のシャンブレータフタを使用した、ミックス感のある微妙な色合いのジャケット。 ギャザーを巧みに活かして襟にふんわりとしたボリュームをもたせ、袖口には灰色のパイピングを飾ったデザイン。ペイズリープリントのタックフレアスカートとのコーディネートがやわらかでロマンチックな装いです。
TOREXショップ (三越日本橋本店4階)
http://www.torex-shop.jp