女性にありがちな冷え症。特に、秋から冬にかけては、冷え症の女性にとってツライ季節ですね。使い捨てカイロをポケットに入れたり、厚手のタイツをはいたり、寝るときにも必ず靴下をはいて…。でも、こういうことをしても、気休め程度にしかならないのです。
外からのケアはもちろんですが、やはり、体の中から「冷え体質」を改善することが 大切です。そうでないといつまでたっても冷たい体は温まりません。 中医学(中国の伝統医学)では、冷えの原因は主に「血液の流れの滞り」(オ血〜おけつ)と「血液の不足」(血虚〜けっきょ)であると考えます。 血液の流れが悪くなったり血液が不足したりすると、冷えばかりでなく、生理痛や肩こりなども引き起こします。また、美人の大切な要素であるお肌の潤いや艶、張りなどにも悪影響を及ぼします。冷えを根本的に治さないと、カサカサ、くすみ、たるみ肌へまっしぐらとなって、いつまでたっても本当の美しさを手に入れることはできないでしょう。 そうした「冷たい女」にならないために、簡単な改善法をご紹介します。 季節の食材で例にとると、小豆、黒豆、いわし、さんま、かぶ、にら、ねぎ等が、血液の流れを良くしてくれます。また、血液の不足を補う食べ物としては、黒豆、レバー、あなご、牡蠣、ひじき、人参などがお勧め。それらを日常の食事にあてはめて、たとえばおやつは洋菓子でなく小豆や黒豆の和菓子をチョイスする。食事ではお魚は刺身ではなくいわしやさんまの煮付け、野菜はサラダではなくひじきや人参の煮物、かぶのお味噌汁…。などに置き換えると自然に摂取できますね。 冷え症の人の食養生のコツは、生ものや冷たいものはできるだけ避け、温かいものを摂るようにすることがポイントです。また血液不足の人は貧血を引き起こす熱いお風呂や長風呂は避けるようにしましょう。 また、睡眠も充分とるように心がけましょう。睡眠不足は美人の大敵、お肌にも良いはずがありません。そして目や脳の酷使やストレスは血の消耗にも繋がっていて、血液の流れを悪くしたり、血液の不足を招いたりする一因にもなっています。 一日の終わりには遅くまでパソコンなどに向かったりせず、ゆったりとした気分になれるように。眠る前にホットミルクやお気に入りのハーブティー等を飲んだりして、0時までにはベッドに入るよう心がけましょう。 また漢方なら「当帰」(とうき)の入った漢方薬は血液の巡りを良くし、体を温め、体力をつけてくれます。体の中から美人になりたい女性たちにとって、これはきっと「強い味方」になるでしょう。 冷え性チェック 3つ以上は要注意です。 □ 手足がすぐ冷たくなる □ トイレが近い □ 肩が冷えやすく痛む □ 風邪をひきやすい □ しもやけ・あかぎれが出来やすい |
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