（社）中央区医師会（松本章一会長）では、創立60周年を迎え、記念式典を11月27日（火）帝国ホテル孔雀東の間において盛大かつ華やかに開催した。
中央区医師会は明治44年に京橋区医会として発足以来の歴史を持つが、現在の中央区医師会の設立が昭和22年11月28日でありその60周年をお祝いした。
式典は、小森信政理事（小森小児科医院）の司会で、隈部時雄副会長（西銀座診療所）が開会の辞、次いで松本章一会長（松本内科院）が「60年の歴史のうち、この10年間は少子高齢化の進行やインターネットの定着等時代の変わり目に突入した10年であった。医師会は、今後更に公益性の高い事業そして地域医療への更なる貢献に邁進したい。」と歴史と今後を見据えた挨拶。
来賓挨拶は矢田区長が「昭和22年時点の平均余命は50歳。現在の80歳の長寿を支えるのは医師会の先生の貢献が高い」と口火を切り、深谷衆議院議員、今村日本医師会常任理事、鈴木東京都医師会会長が挨拶。
続いて、表彰が行われ、創立時在籍会員表彰として、吉田ゆき・小高秀夫・渡邊十四男の3氏が、創立時開業医療機関として、鈴木医院・宮下眼科医院・吉田医院・渡辺医院・千秋診療所・前田医院・清水医院・浜中医院・善利医院・京橋メディカルクリニック・大築耳鼻咽喉科医院・扶桑会中田診療所・白百合会荒川医院・銀座仁医会吉川医院・研医会診療所・小松診療所・恒雅会吉井医院・聖路加国際病院・石川島播磨重工業健康保険病院の19機関が、50年以上在籍会員表彰として、宮川忠夫・前田立雄・善利豊實・粂川清・菊岡豊二の5氏が表彰された。他に30年以上在籍会員・20年以上在任役員・10年以上在任役員・傘寿会員・共済会20年表彰が行われた。
引続き、記念祝賀会が開催され、葉田野雅夫前会長（葉田野眼科医院）の発声で乾杯、日本橋医師会大辻会長が「日本橋医師会と中央区医師会は歴史的にくっついたり離れたりしているが、近頃は協力関係が密である。区民の医療・介護・衛生などに更に協力共同していきたい」と区全体での関係強化をアピールした。引き続き、西島英利参議院議員・立石都議・鈴木区議会議長が来賓祝辞、中央区医師会の歴史と今後についてのスライドが上映された。中で松本内科院の明治44年以来時々の写真が紹介され注目を浴びていた。 |
