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■ 11月26日発行  このページの先頭へ
昭和32年発足の中央区民踊連盟
盛大に50回記念大会を開催
 区内の民踊愛好家のグループが集まり、年に1回そのお披露目の大会を開催してきた中央区民踊連盟が今年、50回という大きな節目を迎え、11日の日曜、銀座ブロッサムのホールで記念大会を開催した。
 記念大会は連盟の副理事長をつとめる勝又藤子さんの開会あいさつに始まり、スタートは「これがお江戸の盆ダンス」と初めてゲスト出演した東根市の連合婦人会による、「さくらんぼ小唄」で、次々と民踊民舞がスポットライトをあびる舞台であでやかに繰り広げられた。第1部の終幕は東根連合婦人会による山形民踊「花笠音頭」、その見事な美しくも統制のとれた舞いは観覧者を感動させた。
 こうして記念式典を開会。区民文化祭の主催者である矢田区長は、民踊連盟の果たしてきた文化活動の役割とそのリーダーシップに敬意を示すとともに今後に期待をこめる挨拶をした。
 連盟の神林烈会長は、50回に至るまでの先達の汗に感謝の念を示すとともに、今後も町にとけこんで心の絆を築いていきたいと決意を表明。
 来賓の深谷代議士、区議会の鈴木議長、立石都議、民踊連盟の小川勇顧問、中央区文化連盟連絡協議会の小畑栄三会長、体育協会の百瀬修至理事長が相次いで祝辞、それぞれ民踊連盟の果してきた功績をたたえた。東根市連合婦人会の後藤マサエ会長は、中央区と東根市の友好都市15周年を迎えた昨年、東根市を訪れた民踊連盟との交流が縁となったとして、「官にまかせず、こういう民間レベルの交流がふかまりますように」と挨拶をした。
 次いで長年の功績をたたえて、市村智子さん、五味和子さん、梨本千枝さんに神林会長から感謝状が贈られて、式典を終了、ひき続き民踊民舞の披露が続いた。

文化の一翼を担う
 中央区民踊連盟は湊町の畠山新作氏を中心に民踊愛好家が集まり昭和31年に設立。初代会長に真壁幹豊氏が就任して32年に体育協会に加盟。以後、松本幸四郎、神林清作、横田勉、藤間陽一郎の各氏が会長をつとめ神林烈会長は6代目となる。
 特に大江戸まつり開催の原動力となり、「これがお江戸の盆ダンス」(唄・金沢明子)の振付、普及を佐藤春子理事長(故人)が精力的にとりくんで有名となる。平成9年と10年のホノルル、12年には韓国との交流を展開。さらに神林清作会長の時に日本橋・京橋まつりパレードに参加、欠かせない存在になった。
 下町特有の伝統という土壌で各民踊グループを統率してひとつの文化を成し遂げた実績に評価が高い。地域だけでなく事業所の間にも知られている。
 なお3代目の神林会長と現6代目会長とが親子2代は言うまでもない。
 
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