伝統の良さ確認
昨年、新川の明正小学校は創立80周年を迎えて記念式典を開催したが、同校同窓会がこれを記念して14日の日曜、正午から記念セレモニーを開催した。
会場には多数の卒業生が参列、久しぶりの再会に握手したり肩を抱きあう光景が見られた。用意した椅子では足りない盛況で参加者は300人に及んだ。
式の司会は香取鮨の杉山氏がつとめ物故者に黙とうを献げたのち山田蒔子副会長が開会を宣した。
会長の矢澤章氏が高野会長の後任として紹介とともに、「伝統を守ることは心の支えになるし、優越感と自覚の心を高めてくれる。愛情を以って育てることが肝心。マザーテレサは愛の敵は無関心と言っています。皆さんと共に、良き伝統を支えていきたい」と挨拶した。
校長の矢澤孝子さんは、懐かしい母校での良き友の出会いが人生の中で強い絆で結ばれていくことを高く評価するとともに、盛大に開かれた80周年式典、児童136名が明正ファミリーを相ことばにチャレンジ精神を育み、歴史と伝統をしっかり受け継いでいる現状を報告した。
来賓を代表して矢田区長は人口の急増で児童がどんどん増えていると今の中央区を紹介するとともに「教育ほど崇高なものはありません。教育の中央区として、さらに精進していきます」と決意を明らかにした。
立石都議は、「こんなに大勢あつまる同窓会は初めて」「同窓の皆さんの地域力によるもの」「森鴎外は十歳まで育った津和野に森鱗太郎として戻った」と語り、関接情報に振りまわされる今日の世情に地域力の必要を説いた。
地元選出区議の押田まり子さんは地域の伝統は地域でしっかり守っていくと挨拶。
昭和13年の校歌がピアノ演奏されたのち、戦後の校歌を全員で斉唱した。坂田光司副会長は閉会挨拶で一時、京華小分校になった苦い歴史と平成16年に入学ゼロになったことを報告した。 |
