9月21日から27日まで、東京ビッグサイト東西全館を使用して「IGS(国際印刷機材展)2007」が開催された。世界の550社が最新の印刷関連機器を展示して、期間中の来場者は12万5千人、その内、海外から1万2千人も訪れた。
この権威ある展示会の入口正面に、「歴史的価値の高いコレクション」と印刷機材団体協議会の小森善治会長が太鼓判をおす「ミズノプリンティングミュージアム」が開設され、賑わった。
これはミズノプリンティングの水野雅生社長が半生をかけて収集した「文字と印刷の歴史」コレクション。
エジプトのパピルス文書、シュメール楔形文字の粘土板や世界最古の印刷物として有名な百万塔陀羅尼など、教科書でしか見られない免物を目にすることができ、来場者の人気を集めた。
また手引き活版印刷機で水野社長自ら実演して(写真)、その出来上がりには人だかりができていた。なお平野活版製造所製作の印刷機は、「機械遺産」に認定された。 |