昨年、区は「中央区水辺利用の活性化に関する方策」を策定し、特に朝潮運河の「にぎわいづくり」について今後の検討方向をこのほど明らかにした。
東京都は朝潮運河の護岸整備について、次のような計画を示している。
(1)平成27年度を目標として、護岸を幅5メートル前出しにする。水門(佃水門、朝潮水門、浜前水門)の老朽化・耐震対策を完了する。
(2)晴海3丁目護岸整備(幅約5メートル前出し)は、基盤整備を東京都港湾局が21年3月までに施工し、上部修景は再開発の事業者が22年3月までに施工。その後、上部修景部分について区が維持管理を行う。
これらにもとづき区は次の取組みを検討する。
(1)トリトン前に想定している船着場については、都の護岸整備の進捗状況を見ながら晴海地区の防災船着場としての機能を確保するため、都と協議をすすめる。
(2)運河周辺の歩行環境の整備について、勝どき駅から晴海に至る「歩行者専用橋」を含め調査・検討を進める。
(3)都の護岸整備に合わせ景観等の整備を推進する。 |