第57回「社会を明るくする運動」の一環として、中央区保護司会は8月23日日本橋社会教育会館で「心にひびく音楽会Uと国連ヤング大使のお話」を開催した。音楽会は昨年に次いで晴海総合高校の筝曲部、日本橋中学校の吹奏楽部がそれぞれ見事な演奏を披露した。
ヤング大使は晴海総合高校3年の若林芽さん。今年3月オーストリアの国連薬事犯罪オフィスに11日間も派遣され、その体験を語った。
話はパワーポイントの図表を使ってすすんだ。薬物使用のきっかけは「ストレスやダイエットへの甘い誘惑、仲間はずれへの不安、そして好奇心」と説明。密輸する人が薬物を飲みこんで運ぼうとした例をレントゲン写真で説明。万が一、体内で袋が破れると死に至る。薬物乱用は犯罪ではないと言う国もあって驚いたという。「主語をはっきり、やらない理由を明確に、<NO>の意思表示をしっかり」と訴えて終了した。 |