中央区で初めての施設、「子ども家庭支援センター」が9月3日(月)、勝どきにオープンする。保育園や住宅の複合施設の3階に開設する。面積は約783.82平方メートルで、相談室、幼児室、乳幼児室、児童室、子育て交流室、情報交換室、地域活動室が設けられる。名称は公募により「きらら中央」と決まった。主な事業で新規は、保護者が疾病等により養育困難な場合のショートステイ(0〜15歳、1日当たり3,000円)と保護者が仕事等により帰宅が恒常的に夜間になる場合のトワイライトステイ(2〜12歳、1回当たり2,000円、夕食400円)、さらに保護者も育児疲れ、冠婚葬祭の時の一時預かり保育(生後57日〜未就学児、一時間当たり800円)の3事業。
中央で初めての「子ども家庭支援センター」について、区議会の一般質問で公明党の植原恭子議員がとりあげ、(1)児童虐待防止の取り組み(2)施設の安全管理について質問。区長は次のように説明した。
<児童虐待防止>センターには虐待を受けた子どもなど要保護児童の通告窓口となる専用電話「子どもほっとライン」を設置する。情報が寄せられた場合は、虐待対策ワーカーなどが中心となり、速やかに受理会議を開き、児童相談所などの関係機関と連携して子どもや家庭の状況把握を行い、迅速に対応する。
また、センターでは18歳未満の子どもと子育て家庭のあらゆる相談に対応するため社会福祉士・臨床心理士・保健師などの有資格者を配置する。教育相談についても、教育委員会などの関係機関と十分な連携をはかりながら、一人ひとりの相談に対応していく。さらに、平成13年から設置されている児童虐待防止関係機関情報ネットワーク会議を「要保護児童対策地域協議会」へ移行し、センターが調整機関となり、子どもをとりまく関係機関の円滑な連携・協力を強化していく。
<安全管理>センターでは子育てを通して多くの区民が訪れ交流できる事業を実施していく。区民が安心して利用できる施設になるように、侵入者等の安全管理は大変重要である。そこで来所する人たちに受付で職員が声かけや、利用者名簿の記入、登録カードの提示等を求める体制をとる。また一時預かり保育等においては子どもの送迎者の確認を徹底する。さらに施設の運営に関しての危機管理マニュアルを定め、職員に周知徹底して安全管理に努める。 |