昨年の自治法改正によって特別区の助役は4月から名称が副区長になった。また副区長は新たに、ナンバー2として首長から事務の執行権限の一部を委任されて政策や企画などを執行できるようにもなった。さらに自治法改正で収入役は廃止され、首長の経営責任を明確にした。
ところで25日に開会する改選後初の定例区議会に、9月で任期の切れる鐘ケ江副区長と平野教育長の後任人事が上程される見込み。同時に奥田収入役も任期が切れ、同時に収入役は廃止となる。9月定例会は決算の審議になるため、区議会の要望で6月上程となるもの。
なお収入役廃止後の同事務担当者の管理職は千代田区の例からすると会計管理者となる見込み。
副区長と教育長の公認については総務部長、企画部長の昇格と見られていたものの、外部からの起用が取り沙汰されている。噂のひとつは、且つて助役をつとめ現在、日本橋プラザの茂木社長。しかし区議会には助役の再起用はおかしいという意見がつよい。そこで、茂木助役の後任と目されながら体調不良で断念した、都市整備公社の常務理事をつとめる高橋邦夫氏が急浮上してきたと言われる。このあたりをめぐり区議会各派の詰めが行われているようで注目されている。 |