自民党中央区総支部は18日、銀座ブロッサムで定時総会を開催した。
司会を押田まり子区議がつとめ、支部長代行の立石都議が挨拶し、嶋田支部長について「2月末から体調をくずし今はリハビリに励んでいる」と報告。統一地方選については「区議選は23区でいちばんの成績で、区長も6期目を果たせた」と総括。逆風の国会については「誰が悪いのと責任を押しつけても仕方ないが、仕事への情熱を失わせた組合にも瑕疵（かし）があった」と指摘。中小企業が事業を維持できないようでは背骨が欠けることになるとして、「マークス寿子さんの言われる、こわれてしまった日本を建て直す時」と主張。政党の使命は政策実現にあるので、として党員の協力を求める挨拶をした。
役員改選については司会者が「嶋田支部長が継続していくことは無理な状態なので、新支部長に代行の立石都議をお願いしたい」と提案し、全会一致で承認された。立石都議は「しっかり根を張って、政策を実現できるよう党勢を拡張し、誰もが当り前と考える地域力、家族力を育んでいきたい」と就任あいさつ。
議事については、活動報告（矢吹幹事長）会計・監査・予算（二瓶区議）を一括上程して承認された。原田区議が祝電を披露した。閉会挨拶で鈴木副支部長は「中央区の医師会はこぞって自民党を支援します」と強調した。日本橋の湧井氏の音頭で三本締めをして閉会した。
なお副支部長、幹事長、総務会長など役員については支部長一任となり、後日、公表される。
亡き三田政吉氏の努力で実現した民間主導型の支部を、立石都議が支部長になったことで、どのように維持されていくか、人事の采配が注目されている。
来賓の深谷代議士と
参院選候補者も挨拶
自民党の定時総会には来賓として深谷代議士、矢田区長が挨拶したほか、参院選の候補者、保坂氏、大西氏、福本氏が決意を表明した。それぞれの主な内容は次の通り。
＜深谷代議士＞次から次とやっかいな難しい問題がおきている。マスコミも最初から自民党を叩くつもりで報道していて問題だ。この日本を支えてきたのは自民党であり、その誇りを捨ててはならない。都市と地方の格差があるとして「ふるさと納税」が提案されているが、住んでいる所で応分の負担をする税の基本からして重大な問題がある。参院選は東京を守るための闘いであります。
＜矢田区長＞区議選では一議席を増やすことが出来、私も立派な成績で再選できた。区政発展のため総力で取り組みたい。このたび私の同志中の同志である立石都議が支部長に就任し、思い切り協力して総支部を盛り上げていきたい。中央区が輝き、魅力があるから人が集まってくる。支持率が下がっているといわれるが、本物の政治家であれば力を合わせていくことに恐るるものはない。
＜保坂さんぞう氏＞中央区に住みたい人の増えていることは嬉しいことで、いかに区政が安定しているかということで素晴しい。市場について豊洲の土壌汚染が明確になれば移転計画はやめなければならなくなる。しかし移転と反対は均衝しているのが実情。なぜ築地にばかり巨額の投資をするのかの声もあるが、やはり世界の築地市場でありますから。世界に誇る皆年金制度を政争の具にしてはならない。年金は国民のものですから厳しさのもとで安心安全を念頭にとりくみたい。番号ひとつで全てがわかるシステムを導入したい。厳しい風が吹いている。同時選挙など国民の理解が得られるわけない。こうして中央区の支援にふれることは「干天の慈雨」であります。
＜大西ひでお氏＞且つての首都機能移転に反対したことは今の東京を見ても間違ってはいなかった。今、国は都から税金を奪い取ろうとしているが許してはならない。東京の活力を維持していくうえでも、保坂さんとご一緒に頑張らせていただきたい。（大西氏は深谷氏の秘書を歴任している）
＜福本アジア氏＞区議（葛飾区）を1期4年つとめて出馬することになった。自民党を愛する人のために死にものぐるいで頑張りたい。33才の最年少で公認となりました。私の名前は、祖父が「アジアで一番の日本になるように」の思いでつけたものです。自分の名前に恥じないように頑張ります。 |
