5年前、浜町に開設した荒汐部屋の3段目筆頭、蒼国来が5月場所で七勝勝ち越しで、大鷹浪と優勝決定戦にのぞみ、寄り切りで優勝の栄誉に輝いた。荒汐部屋の快挙として5月28日の千秋楽打ち上げパーティーが盛大に開催された。
蒼国来(そうこくらい)は中国内モンゴルから来た元レスリングチャンピオン。甘いマスクと、優しさあふれるその物腰にファンも急増中?―と、同部屋のHPで紹介されている。昭和59年1月9日生まれ。身長185センチ、体重120キロ。レスリングでは76キロ級中国ランキング8位だった。本名はエンクートクシン。特技は餃子作りと羊の解体。羊1匹をナイフ1本、手馴れた手つきであっという間に解体するという。
平成15年の区のお知らせ「ふれあい広場」では「親方が新たな弟子を探し求めていた中国を訪れ、良い人材に恵まれずあきらめかけていた時ホテルに滞在していた親方を自ら訪ね志願して来た」と紹介されている。
荒汐部屋は平成14年、元小結大豊の8代目荒汐が浜町に開設。明治座のすぐ近くで地域も応援している。 |