モンゴルのオルコンボルド副厚生大臣と厚生省の職員10名が1日に来日、日本の医療現場や製薬会社を視察した。
一行は4日、新川の柴崎美津子さん宅を訪問。茶の湯といけ花の歓待を受けるとともに、全員にゆかたがプレゼントされた。
今回の訪日は、柴崎さんの長女、江口喜多枝さんが会長をつとめる「モンゴル子供支援」NPOの活躍に応えてのことで、「草の支援」に感謝をこめて実現した。また当日は浜町の堀口隆央院長の歯科医療も訪問している。
柴崎家での接待に当たった茶道、華道の菅井淳子先生は庭の木と花を折り見事な出来ばえのいけ花を披露、さらに茶をたてて副大臣にさしだした。江口会長が「茶室に入る時は刀を外におくことが作法でした」と説明すると、副大臣は「モンゴルでも家を訪れる時、武器は外におく」と話し、両国の文化の同一性に参列者は感動していた。でも、タタミの上での正座は苦手のようだった。
当日は堀口院長夫人らが、ボランティアで接待、一人ひとりにゆかたを着せると女性たちは、はにかみながらも嬉しそうだった。
モンゴルの子供支援の日本学校は7月に完成し、8月には日本の医師団12名が現地を視察する。 |